あなたは、距離を稼ぐために「ヘッドスピードを上げる」ことばかりを考えていませんか?それだとインパクト時の「ミート率」を下げて飛距離を損している可能性があります。
近年のゴルフ理論は、飛距離をアップさせるためにミート率を上げることを重視しています。ミート率を上げるには、ゴルフクラブの「芯」に、毎ショット正確に当てる必要があります。
ゴルフボールを芯に当てて飛ばすコツは、意外にもゆっくり振ることにありました。今年はゆっくり振るスイングが流行るのか!?今回は、ゴルファボ調査員が徹底レポをしてきましたので、メリットやコツなどについてご紹介します。
ゴルフクラブの芯に当てるなら…
大きいドライバーのクラブヘッドでも「芯」の大きさは、2㎝ほどしかありません。毎ショット、この芯に当てることができれば、ヘッドスピードが遅いゴルファーでもゴルフボールにパワーを伝えることができます!
しかし、スイングが速くても芯に当たらなければ飛距離は出ません。同じヘッドスピードでも「芯」に当たれば、数ヤードアップします。ゴルフで飛距離を出すなら力一杯振る必要はありません。飛ばすための近道はミート率を上げることです。
アマチュアゴルファーが確実に「芯」に当てるには、男子プロのようなスイングではなく、女子プロのようにゆっくり振ることが大切になってきます。
👇キム・ハヌル選手のショットには無駄がありません。アマチュアにはとても参考になります。
ミート率がポイント!
(参照:別冊ゴルフトゥデイ「女子プロはなぜ飛ぶのか?大研究!」)
ミート率はボール初速をヘッドスピードで割ったものです。一般的に1.4を越えると効率の良いゴルフのスイングとされています。トッププロでは1.5前後の選手もおります。アマチュアの標準値は1.35~1.39と言われています。初速に「4」をかけると概ねの飛距離が求められるとされています。
計算上では、初速が「1m/s」上がるごとに約4ヤード伸びることになります。(参照:別冊ゴルフトゥデイ「女子プロはなぜ飛ぶのか?大研究!」)
👇イ・ ボミ選手は、身長158㎝で250ヤード近く飛ばします!とても効率がいいです。
ゆっくり振るコツ
ゴルフでゆっくり振るには、クラブヘッドを加速させていく必要があります。アマチュアゴルファーの振りはロスがとても多いです。例えば…
バックスイングが異常に速かったり、逆にダウンスイングが速かったり、また、ヘッドスピードがインパクト直前でマックスを迎えてしまって、減速してボールに当たり飛距離をロスしているゴルファーがとてもたくさんいます。
効率の良い、再現性の高いゆっくりとしたゴルフのスイングを身につけるには3つのポイントがあります。
- ヘッドを加速させる
- 急な切り返しをしない
- 重いもので素振りをする
この3つを意識してください。
ヘッドを加速させる
MAX時のヘッドスピードを10とします。
アドレスからトップポジションまでゆったりと上げて、ダウンスイングから徐々にスピードを上げていき、フォロースルーでマックス10のイメージで振ります。注意点として、腕だけ振らないことです。下半身を先行させて、体の回転を意識して振ってください。
実際には、ゴルフボールを打つとヘッドスピードは減速しますが、体の回転で打っているので、手打ちよりも減速の度合い小さくなります。
急な切り返しをしない
ゴルフクラブをゆっくり振るには、トップからの切り返しを急がないでください。切り返しを急いでしまうと体に力が入って、突っ込んだり、逆に上体が起き上がったりしてミスショットを招いてしまいます。
トップで急がないで振ると、ゆっくり振ることができるのでタイミングが取れて、芯に当たる確率が高くなります。リズムが安定すると飛距離アップが期待できます。
👇左腕主導だと体の回転をうまく使うことができます!
重いもので素振りをする
小手先でゆっくり振るのではなく、体幹を使うとパワーをボールに伝えやすくなります。体幹を使うには、重いものを振るといいでしょう。クラブを2本持って振ったり、野球のバットを振ったりすると、小手先ではすぐに疲れてしまうので、体を回転させるイメージが湧いてきます。
👇プロのような押し込んだインパクトができるようになります!
ゴルフでゆっくり振るメリットとして…
・芯に当たりミート率がアップする
・飛距離が出る
・クラブが楽に振れるので心に余裕が出る
・スイングがよくなる
・スコアがよくなる
などのたくさんのメリットがあります。
ゆっくり振るゴルフのスイングでも、ヘッドスピードが加速していればゴルフボールは今よりも確実に飛んでいきます。2018年!コンペのドラコン賞は総ナメですね!次のゴルフで試してみてください!