上の画像をご覧ください!このホールを「パー」で切り抜けたら念願の100切り達成です。でも、バンカー越えのアプローチが残っています。転がしは使えない!ランを使って強い当たりが出たら奥の池に入りそうです…あなたならどんなアプローチをしますか?
今回は、障害物があるグリーン周りに効果のある、ピッチショットの基本的な打ち方と3つの戦略をご紹介します。
ピッチショットが打てるようになると、バンカーや池越えなどの障害物、砲台グリーンが攻略できます。アプローチの引き出しも増えますので、寄せが楽になりスコアアップが期待できます。
目次
ピッチショットとは?
ピッチショットとは、クラブのロフトどおりにボールを高く上げて、ランが少ないアプローチのことをいいます。キャリーが7、ランが3くらいの比率のアプローチです。
ピッチショットは、「チップショット」と間違う方もたくさんいます。チップは、ランニングアプローチのことです。球を上げずに転がしてランを使ってピンを狙います。キャリーとランの比率は1対9くらいです。
↓↓↓ランニングアプローチの打ち方はこちらです。
ピッチショットの打ち方
ピッチショットで使うゴルフクラブは、サンドウェッジを使用します。ピッチショットの打ち方には3つのコツがあります。
・ボールの位置と重心は真ん中に置く
・クラブヘッドは少し開いて構える
・手首の角度をキープする
この3つを意識すればピッチショットが打てるようになります。ピッチショットの打ち方の基本的なポイントですので、意識してスイングしましょう。
ボールの位置と重心は真ん中に置く
ピッチショットでは、ボールはスタンスの真ん中にセットして、少しオープンスタンスにします。オープンスタンスにすると球が右足寄りに見えますので、錯覚に気をつけましょう。構えるときは、両足を揃えてボールを真ん中にセットします。そこから少し足をオープンします。最初に両足を揃えているので、重心は真ん中に収まっています。左右に体重を乗せないようにしましょう!
球を右に置くと転がりやすくなります。左に置くと高く上がりますがトップする可能性があります。ボールを真ん中に置くとロフトどおりの高さになります。サンドウェッジを使いますので高い球が出て止まります。
クラブヘッドは少し開いて構える
ピッチショットでは、クラブヘッドを少し開いて構えます。開くと右方向に飛んでいきそうですが、スタンスもオープンにしていますので、相殺されて真っ直ぐ飛んでいきます。
フェース面を開いて打つ方法です。スピンもかかります。参考にどうぞ!↓↓↓
手首の角度をキープする
ピッチショットで大切なことは、球を高く上げようとしないことです。ロフトの大きいサンドウェッジを使っているので、無理に上げにいく必要はありません。上げようとすると手首をこねる動きが入ります。そうするとトップやダフリのミスを招いてしまいます。アドレスの時の右手首の角度をキープしたままスイングしましょう。
↓↓↓手首の角度が保てるとピッチショットなどのアプローチを打つときに役たちます!
ピッチショット|3つの戦略
ピッチショットを3つのシチュエーションのときに使うと威力を発揮します。次のゴルフで試してみてください。
ピンまでの間にバンカーや池の障害物があるとき
アプローチの基本は、まずは転がしで出来ないかを考えます。しかし、バンカーや池、木などの障害物があるときは、ピッチショットを使い、高さを出して越えていきます。そうすることで安全なアプローチが打てます。
砲台グリーンの土手を越えるとき
砲台グリーンではグリーン面に止めておきたいですよね。ショートやオーバーすると大叩きする恐れがあります。砲台でエッジからピンの距離が短いとさらにプレッシャーがかかります。ピッチショットですとボールの高さも出ます。スピンもかかっているので、高さのある土手を越えて止まります。
段のあるグリーン
ピッチショットでは高さも出てスピンもかかります。10〜30ヤードの10ヤード刻みで距離感のコントロールできると、勾配のある2段・3段グリーンのピンも攻めることができます。
スイングの振り幅を「腰から腰まで」「肩から肩まで」と調整すると距離感が出しやすくなりますので、練習で自分の距離を作っておきましょう!
ウェッジやアイアンヘッドが芯に当たると、適正なスピンがかかります。芯で打つレッスン動画です。参考にどうぞ!↓↓↓
ピッチショットの基本的な打ち方
・ボールの位置と重心は真ん中に置く
・クラブヘッドは少し開いて構える
・手首の角度をキープする
これを意識すれば、グリーン周りの障害物を攻略することができます。ピッチショットが打てるようになると、ゴルフの上達スピードもアップするのでぜひ試してみてください!