安定した軌道のストロークでボールの転がりをキープしたい!パターにはいろんな形がありますが、大きく分けると「ピンタイプ」「マレットタイプ」「ネオマレットタイプ」の3つになります。
あるスコア管理アプリの調査によると、100が切れないゴルファーは、1ラウンド中3パットが約4回以上あるそうです。ということは、2回減らすだけでも2打縮まり、すべて無くすと4打減ることになります。
3パットを減らすには、1メートルの距離をしっかりといれることが大切ですが、苦手な人は、ショートしたり、カップの縁を通り過ぎたり、”ペロン”となめられたり、するのではないでしょうか?
実は、最近よく見かける「ネオマレット型」は、ショートパットのカップイン率を上げられるんです。今回は、「ネオマレット」の打ち方となどについてご紹介します。ぜひ、一読していただき、ネオマレットでパット数を減らしてスコアアプにつなげてください。
目次
ネオマレットとは…?
大型の「マレット」を総称してネオマレットタイプと呼んでいます。有名なもので言えば「2ボールパター」ではないでしょうか。世界のトッププロが頻繁に使うようになり、現在では主流になりつつあります。ヘッドが大きいため、スイートスポットが広く、オートマチックなストロークができるようになり、狙ったところにしっかりと打ち出せるのが特徴です。
アマチュアゴルファーが安定した軌道で振れれば、ショートパットのミスも減るので、スコアアップが期待できます。
マレットの軌道を確認しましょう。ネオマレットよりは少し円運動しますが、ほぼ打ち方は同じです!
ネオマレットのメリット
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「ネオマレット型」はショートパットに非常に優れています。その理由は、3つあります。
・カップまでのラインをゾーンでイメージしやすい
・重心位置が深いのでまっすぐにストロークしやすい
・感性モーメントが大きいのでフェースがぶれずミスに強い
・ヘッドが重いので距離が出しやすい
画像のように2ボールタイプのネオマレットパターを構えるとライン出しのイメージが湧きやすいと思います。
後ろ側に長いアライメントラインのあるネオマレットタイプは、直線的なイメージが出しやすいと思います。ネオマレットにするだけで、ショートパットの不安がなくなるので、セカンド、サードショットやアプローチのナイスショット率がアップするでしょう。ただ、マレットより大型で感性モーメントが大きいので、一度動くとそのまま止まらずフォローまで行ってしまい、操作性が悪くなります。
パターにはいろんな機能が付いています。それを活かせる打ち方をすれば、もっと入るでしょう!
ネオマレットパター|打ち方のポイント
パターには形状によって打ち方のポイントがあります。ここではネオマレットについてご紹介します。
ネオマレットはグリップを短く握ってハンドファーストに構える
長く持つと重みを感じ、手首を使ってしまいますので、短めに持ち肩の回転で打てるようにします。ハンドファーストにすることによって、右手の角度をキープすることができますので、グリップとパターとの一体感が生まれ、スムーズなテークバックをすることができます。
ネオマレットパターの注意点として、あまりハンドファーストにし過ぎないことです。やり過ぎると打ち出しでボールが跳ねてバックスピンがかかり、転がりが悪くなります。
ボールの位置
ネオマレットのボールの位置は、ほぼ真ん中でいいのですが、ハンドファーストになり過ぎる人は、左寄りに置くことで軌道も少しアッパーブロー気味になるので、転がりもよくなります。
ストレート・to・ストレート
マレットと違って、ネオマレットはヘッドが大きいので、直進的な運動な「ストレート・to・ストレート」の打ち方がスムーズにストロークができます。
パターをまっすぐ引くイメージが湧かない人は、壁にトゥー(先)を当てて、壁に沿って動かしてみてください。まっすぐ引いて、フォロー出す感覚がすぐに分かります。
マレット型と打ち方はほぼ同じですが、ネオマレットはさらに大型なので、軌道もほぼストレートに近い動きが合っています。
ラインは薄めでもOK!
ネオマレットは、ヘッドが重くボールの直進性が良いので、ラインを膨らませ過ぎると、カップの上を通り過ぎていきます。読みはやや薄めでもOKです。
パターの打ち方を良くするには、距離感がとても大切です!自宅でも練習ができます。あることを意識すればパッティングは上達します。https://pro-golfacademy.com/method/429/
ネオマレット選び方2つのポイント
ネオマレットは、良い点ばかりではなく、デメリットもあります。それは、ロングパットのときです。長い距離を打つには、ある程度ヘッドスピード上げる打ち方が必要ですが、ネオマレットは円運動がしにくくシャープな動きができないので、タッチが出しにくい面があります。
選ぶポイントとして、ネックの形状や自分のフィーリングに合うものを選びましょう。
ネオマレット|ネックの形状
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<クランクネック>
これまで、ピンタイプのパターを使ってきて、どうしても他の形のネックに違和感のある人にオススメです。最近では、クランクネックのネオマレットのものも発売されています。
ピン型だと「イン・トゥ・イン」でフェースを開閉させないといないのですが、ネオマレットは重心距離があるので、クランクネックでも真っ直ぐストロークできます。
<ベントネック>
ベントネックはピン型のようなネック部分がなく、シャフトが曲がって入っている形状です。重心距離がほぼなく、シャフトの延長線上にパターの芯があります。ストレート軌道のストロークに向いていますので、右に押し出すミスに強いです。
<センターネック>
センターネックは、シャフトが直接ヘッドに刺さっています。シャフトよりフェース面が前に(ターゲット方向)に出て、引っかけのミスに強いです。上記のベントネックと同じようにストレート軌道で振りやすいです。また、青木功プロのような打ち方で、インパクトで”パチン”と打つタップ式の人に合います。
ネオマレット|ヘッドの形状
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ネオマレットには、2ボールタイプやアライメントラインがあるものがあります。これからまたいろいろな形のものが出てくるでしょう。形状の選びのポイントは、好みを優先させてください。違和感のあるものは、打ちにくいしボールがカップに入ってくれません。
パターを実際に手にして構えたり、打ってみたりして、「タッチのフィーリングがいい」「この顔(形)が好き」というのを選ぶことです。
そして、たくさん試打をしてみることをオススメします。また、グリップを太めで重くすると軽くなるので、ストロークしやすくなります。いろいろカスタムしながら自分に合うパターを作ってみても面白いです。
タイプの選びで悩んでいる初心者にはとても参考になります!
プロがネオマレットパターを使用するようになってきたのは、テークバックがしやすく、ストレートの操作性が抜群で、優勝のかかった場面でも安心してストロークできるからです。
ネオマレットは、ヘッドが重い分、軽くヒットするだけでもボールがよく転がります。転がりが悪く、いつもショート気味という人は、カップインする確率が増えるでしょう。ぜひ、ゴルフショップなどで手に取っていただき、試してみてください!