ゴルフで、ショットを打つ前には残りの距離を確認することがとても大切です。
しかし、確認せずに適当に打っているアマチュアゴルファーの方は多いのではないでしょうか?セカンドショット以降のヤーデージを確実に把握することで、大叩きをせずにコースを攻めることができます。
今回の記事は、プロ直伝の歩測でゴルフが上手くなる方法をご紹介します。
グリーンまでの残りをキャディさんに聞いたり、GPSナビや計測器などに頼ったりしても良いのですが、ゴルフは自然との戦いです。自分で測り、コースを攻めて行くことも醍醐味の1つといえます。
現在は公式試合でも計測器の使用ができるようになりましたが、そればかりに頼っていると「距離感」というものが身につきにくくなります。
プロが必ずやっていて、アマチュアがあまりやらない行為の一つが歩測です。ぜひ、この記事を一読していただき、ゴルフのレベルアップにつなげてください。
目次
ゴルフの歩測とは?
自分の歩幅で測ることです。おもにティーショットでドライバーを打った後のセカンドショットやアプローチ、パターのときに使います。
試合の中継でプロがヤーデージブックを見ながら、少し大股であるいている姿を見たことがある方もいると思います。
彼らは、何番のクラブでどう打てば何ヤード飛ぶのか自分の数値を把握しています。そのショットイメージと実際の距離を高い精度で合わせるために必ず歩測します。
スコアアップには欠かせないポイントで、高いレベルになればなるほど正確な歩測技術が必要となります。
まだ、狙ったところに飛ばせない・転がせないアマチュアゴルファーでも少しずつ取り入れることで、必ずワンランク上のゴルファーになれるでしょう。
ゴルフの歩測方法は1歩1ヤード
ゴルフの1ヤードは、「91.44センチメートル」。人間の歩幅の目安は、「身長×0.45」と言われています。
一般的な日本人(170cm)は「76.5cm」ですので、1ydを1歩で測るには少し大股になることが必要になります。少し練習が必要になりますが、慣れると自然にできるようになります。
横断歩道の1パターンが45cmなので、白ラインから白ラインまでを行けば、90cmくらいになります。普段から1ydを測る練習になりますので、横断するときは試してみてくだい。
上記のように90cmの幅が大き過ぎるときは、自分が普段あるく幅で10ydを進むのに何歩かかるかを測ります。例えば、「12歩で10yd」と基準がわかれば、1歩が0.8ydになるので、「歩数×0.8」で計算できます。
ちなみに、一般的な畳の短辺は約90センチ、長辺は約180センチですので、畳間があれば、自宅でも確認することができます。
計測器を持ちながら、確認することで正確にあるいて測ることができます。オススメの計測器をご紹介します。
ゴルフで歩測するときのコツと注意点
ゴルフでは、ただ歩くも基準を探してから計測することで正確にヤーデージすることができます。これからフェアウェイやグリーンでの注意点を含めてご紹介します。
フェアウェイは杭や吹き流しを使う
ティーショットでフェアウェイに球を運んだとき、コースの両サイドに杭があり、グリーンまでの残りの距離がわかります。そこからゴルフボールの位置まで歩きます。
例えば、グリーンまで残り150ydの杭(エッジまで)から後方にボールがあったときボールに向かって、あるきます。6歩目でゴルフボールに達したら、エッジまで残り「156ヤード」になります。エッジからピンまで14ydであれば、ピンまでは「170ヤード」になります。
また、コースの真ん中に設置されている「吹き流し」や「地面に埋め込まれてあるヤーデージ」の近くにゴルフボールがあったときも、その位置からでも計測することができます。基準を探して距離を測ることがコツです。
そうすることで、最善なクラブ選択をすることができます。また、手前にバンカーや池があった場合、避けて攻めることもできますので大叩きを防ぐこともできます。
ゴルフのヤードの基本的な数え方などについての記事です!参考にどうぞ!
アプローチは落としどころを見つけよう
グリーン周りの歩測のポイントはゴルフボールの「落としどころを」決めることです。
グリーンには傾斜があるので、どこに落としたらどう転がるのかを把握しておくことがベタピンのポイント。
直接ピンを狙うのか、ピッチ&ランでエッジから狙うのか、ランニングアプローチで転がすなどを判断するときに役立ちます。
アプローチでは、1yd落としどころが違うだけで、ピンに寄ったり、外れていったりしますので、ゴルフではしっかり歩測して状況を判断することが大切です。
グリーン攻略!まずは距離感が大事
ゴルフでは、ラインを読みながら歩測をすることで、距離感を掴んでいきます。
右へ曲がるのか、左へ曲がるのかグリーンを読むことは難しいですが、距離だけは確実に自分で把握することができます。
この場合、スタート前にどれくらいの振り幅で打てばいいのかを把握しておくと、スムーズなストロークでできます。スタート前の練習や自宅での練習のときにしっかりと自分の感覚を把握しておきましょう。
注意点として、球とカップを結ぶライン上をあるいて歩測をしないようにしましょう。
ゴルフのルールで、ライン上を踏んだ場合、故意と取られたときには、ペナルティを受けることになりますので気をつけましょう。同伴者のラインを踏んだときでも同じです。
プロ級の距離感を出すことができるレッスン動画です。パターは遊んで上手くなります。
いかがでしたでしょうか?プロもやっている方法を試すだけでスコアがアップしたら嬉しくなりませんか?
1ydや2ydの違いはわずかなようだけど、バンカーに落ちるかグリーンカラーで止まるかでは、次のショットの打ちやすさは変わります。歩測するだけでもショットの距離感も安定してきますので、スコアアップも期待できます。
ぜひ、次回ラウンドで試してみてください。