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上達法

アゲインスト(向かい風)で飛距離を出すスピンの減らし方

風の強い日はボールは押し戻されたり流されたりして飛距離が出ません。対策法は2種類あります。今回はその中の1つ「スピン量を減らす」方法で、アゲインストでも負けない球を打つための秘訣をご紹介します!

アゲインストの時でも安定して飛距離を出したい。

そう思ったことありませんか?

フォローの風(追い風)なら飛距離もアップするのでありがたいですが、アゲインスト(向かい風)の時は球が押し戻され飛距離が思ったように出なくなります。飛距離がある程度稼げないとコースマネジメントにも影響が出ます。

ボールを押し戻されないように強く打とうとして力んだ結果、ダフりやスライスでOB。まさにゴルファーあるあるですね。

強いアゲインスト(向かい風)の時に飛距離を出す方法は色々あり、クラブの違いで対応したり、低い球を打って飛距離を出したりできます。しかし低い弾道はランが出過ぎてしまうといった面もあるのでコースによっては使えない可能性もあります。

今回は高い球でも「スピン量を減らして」ドライバーの飛距離を出す方法をご紹介します。

アゲインストで飛距離を出す方法

揚力・風・回転量と飛距離の関係性

ゴルフクラブでボールを打つと球には強烈なバックスピン(逆回転)がかかります。逆回転がかかると空気との抵抗により「揚力」が生まれます。揚力によってボールは上に引っ張られるので高い弾道を描くことが出来、飛距離が出ます。

しかし上記の図をご覧ください。バックスピンがかかるという事はボールの下の方は進行方向に向けて回転しているということになります。そして風は進行方向から当たりますのでお互いがぶつかり合います。

風に押し戻される理由はコレです。回転が強くなればなるほど風の抵抗を受けるので、その結果押し戻されるような状態になり飛距離が出ません。

逆に順回転した時のパターンもあります。ドライバーで強くトップしてしまうと低い弾道で地面に向かってお辞儀をしたように急激に落ちていくことがあります。その時は球の上っ面を叩いたことによって純回転がかかってしまっています。順回転だと揚力が生まれないので飛距離はまったく出ません。

スピン量を減らすとどうなる?

ボールのスピン量と飛距離の関係性です。画像でも分かるようにスピン量が無くてもいけないし、あり過ぎてもいけないという結果になります。数値的にバランスの良いところで打つことが出来るとナイスショットになります。

【スピン量による違い】

■不足
回転不足の状態ではボールに「揚力」が生まれずに球が上がりません。風の抵抗を受けにくいですが高弾道を描けないので飛距離がでません。球が上がらずにそのまま地面に落ちます。

■過剰
回転が過剰にかかってしまうとボールに揚力が生まれ高弾道になりますが、風の抵抗を受けやすくなってしまいますので飛距離がでません。高く浮き上がったような軌道を描きそのまま急降下して地面に落ちます。

■適性
程度な揚力と回転数のボールが打てればアゲインストの中でも飛距離を出すことが出来ます。

実践!アゲインストでの打ち方“2ステップ”

1.ティーを高くする
普段のティーの高さより少しだけ高くティーアップしてください。

ドライバー時のボールの高さの理想は人それぞれ違いますが、フェースのトップから半分程度上に出ている状態が基本です。あなたのいつもの高さからほんの少し高くするだけでも回転数を抑える事が出来ます。

ティーを高くするとボールが上がってしまうとアゲインストで飛距離が出ないように思うかもしれませんが、この方法は低い球ではなくバックスピン量を減らして飛距離を出す方法なので問題ありません。

ランを出し過ぎたくないホールや、低いショット打つのが苦手といったゴルファーにはとても有効なアゲインストでの対処法です。

2.アドレスの上半身の傾きを調節する
ドライバーのアドレス時の上半身の傾きを少し強くしてください。この時にいつもよりボールを右から見るようなイメージになりますが問題ありません。この状態からいつものようにバックスイングを上げて打っていきましょう。

アドレスの時点でいつもより上半身を傾けることにより、少し右に傾いた状態でインパクトする事になりスイング軌道はアッパー気味になります。アッパー軌道で打った球はバックスピン量が減るので風に影響を受けにくく飛距離を出すことが出来ます。

アゲインストの風の中では、高い球でもバックスピン量を減らしてショットすることが出来れば十分飛距離を出すことが可能です。

【注意点】
アッパー軌道はあくまで上半身の傾きのみで再現できます。無理に下から打とうとするとダウンスイングで傾きが強くなりすぎてしまい、ダフる可能性が高くなってしまいます。合わせてヘッドアップにも注意しましょう。

低い球を打って風に負けない攻めをする方法はこちらで紹介しています。

まとめ

アゲインストで飛距離を出したい時は力任せにスイングするのではなく、風の抵抗を受けにくいスピン量を減らした球を打つことが効果的です。

  • ティーを高くする
  • 上半身の傾きを少し強くする

この2点を行っていつも通りにショットするだけで、いつものドライバーがアゲインストに負けない強い一打になり飛距離を出すことが可能になります。

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この記事を書いたライター

ライター

ゴルファボ編集部

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この記事の監修者

吉本 巧(プロゴルフコーチ)

吉本 巧(プロゴルフコーチ)

元世界ジュニアマスターズ入賞、米ミニツアー通算3勝、ベストスコア63。
ゴルフ修行のため14歳から単身渡米。11年間アメリカでジュニア選手、アマチュア選手、学生選手、ツアープロ選手、プロコーチを経験。
日米の20年の経験から「吉本理論」を構築。日本に帰国後、99ゴルフスクールを設立。神奈川県茅ヶ崎を拠点にレッスン活動を行う。
プロ選手やアマチュア選手のスイング面のコーチングをはじめフィジカルトレーナー、プロツアーキャディー、メンタルコーチング、クラブフィッティングアドバイザーなどゴルファーを総合的にコーチング。

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