今回は、みなさまから頂いたご質問にお答えしたいと思います。ご質問の内容は、
Q バックスイングを上げたときに左足が地面から浮いてもいいのでしょうか?
というものです。1980~90年代は、バックスイングでヒールアップ(踵が浮く動作)をするゴルファーが多かったのですが、近年は、クラブの進化にともない、バックスイングで踵を上げなくても、飛距離が出せるようになってきたので、左足を上げる打ち方をするプロやゴルフ上級者は、少しずつ減ってきています。
しかし、プロの選手などがバックスイングをベタ足で打っているからといって、アマチュアゴルファーの左足が浮くのが悪いというのではありません。今、ヒールアップしている状態であっても、全く問題ありません。なぜなら…
目次
バックスイングで浮くのはOK?NG?
バックスイングで左足が浮くメリットとデメリット
バックスイングでのヒールアップは、悪い動きではありません。
メリット1|下半身リードが身につく
ヒールアップは、バックスイングで浮いた左足を、地面につけてからゴルフクラブが降りてきます。トップからクラブを降ろすきっかけになり、タイミングも取りやすくなります。切り返し後の動きがスムーズになるので、下半身リードで振りやすくなります。
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メリット2|手打ちが防げる
バックスイングのあと、下半身から始動できると、トップで“間”ができるので、上半身が突っ込まず、手から降ろしにくくなるというメリットもあります。
手打ちのゴルフスイングが推奨されない理由の一つに、クラブの芯に当たらないことが上げられます。ボールを迎えにいくと芯に当たらなくなりますので、バックスイングで作ったパワーがインパクトで伝わりません。手打ちがなくなるとドライバーの飛距離は伸びます。
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デメリット
バックスイングから切り返して、左足を地面に踏み込んでいくときに、上から下への動きが強くなってしまう場合があります。 そうなると“突っ込み”の動作が強くなるので、アウトサイドインの軌道になり、スライスが増えてしまいます。
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スライスが出たら、バックスイングからの沈み込みが大きくなっていることを疑いましょう。トップからの上下の動きを少なくするためには、これからご紹介するポイントをご覧ください。
バックスイング|ヒールアップ打ち方のポイント
バックスイングの左足を上げた状態からダウンスイングしていく場合には、上から下への動きではなく、踵が地面に接着しながらも、しっかり適度なアッパーブローで、ボールを打つという意識を忘れずに行ってください。
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バックスイングから適度な入射角度で球を打つには、右足をベタ足にすることをオススメします。右足が粘ることで頭の位置も動かず、アップブローの軌道で打つことができます。ぜひ、試してみてください。
右ベタ足打法はこちらで詳しく説明しています!
■ゴルフのフォロースルーで飛距離を出す”右足の粘り”習得ドリル
バックスイングで左足が浮くのはNGではありません。打ち方のポイントをしっかりと意識すれば、あなたの飛距離はもっと伸びるでしょう。ぜひ、試してみてください!
<メリット>
・下半身リードが身につく
・手打ちが防げる
<デメリット>
・強く沈み込むおそれがあるので、身体が突っ込んでしまう。
<打ち方のポイント>
・適度なアッパーブローで、ボールを打つという意識を持つ
↓↓↓左足の使い方をもっと知りたい方はこちら