ドライバーで飛距離を伸ばすためには、ヘッドスピードはとても大切です。しかし速く振るためには、ある秘密があるのをご存知でしたか?
スイングは速いのにそんなに飛ばない人…。ゆっくり振っているように見えるのに凄く飛ぶ人…その違いは、ヘッドスピードをアップさせる場所を知っているかいなかの違いです。
今回は、ヘッドスピードをあげる練習メニューとコツをご紹介します。
この練習メニューは、筋肉を鍛えるトレーニングではありません。また重いモノを振り回すものでもありません。筋力は必要ありません。今あるあなたのゴルフクラブ1本でできる方法です。ぜひ、このドリルを試していただきヘッドスピードアップを図ってください。
ヘッドスピードをあげる練習ドリル
ヘッドスピードで本当にボールは飛ぶのか?
ゴルフのヘッドスピードとは、ボールをヒットするとき、インパクト前後のクラブヘッドの速度のことを言います。
「ヘッドスピード×5.5=飛距離」の計算式で表されます。覚えておくとおおよその飛びがわかるので便利です。例えば、HSが40m/s(一般ゴルファーの平均)の場合、40m/s × 5.5=220ヤードくらいになります。
「飛距離÷5.5=ヘッドスピード」で逆算もできます。例えば、ドライバーショットが220yだとしたら…「220÷5.5=40」。240y飛ばす人は、「40m/s」で振っていることになります。(雨・風などによって変わりますので、あくまでも目安としてください)
ミート率も一緒にアップすると+30は期待できます!初心者や女性ゴルファーは必見です!
また、速く振る場所を知るだけでスイングは”グン”と加速します!今回お伝えするのは手首を柔らかく使えるようになる素振りです。柔らかく使うことで、シャフトのしなりも上手く使えるようになるので、さらに速さがアップします。
実践!練習ドリル
ヘッドスピードを上げるには、手首の柔らかさが必要です。その練習法として、ハーフスイングドリルを紹介していきます。
①肩幅くらいにアドレスを開く
まず、肩幅くらいにアドレスを開いて、グリップを短く持ちます。
②クラブを短めに持って、L字で止める
短めに持って、テイクバックは手首がL字になるくらいで止めます。フォロースルーもL字になるくらいで止めます。これを繰り返します。
③この動きを最初はゆっくり行う
最初はゆっくり行います。ポイントは、下半身は動かさず、上半身の力のみで振っていきます。
④慣れてきたらクラブを速く振っていく
この時にクラブをいかに早く振れるかがポイントです。速く振ることで手首の使い方やローテーションのタイミングがわかります。練習前にこの流れを10セットやると効果的です。
ヘッドスピードがアップする場所とは…?
ヘッドスピードの速さで誤解されている方がたくさんおられます。ボールを打ってからが速いのが理想的です。
多くのアマチュアゴルファーは、ダウンスイングの速さが速いほど良いと思っていらっしゃる方が多いのですが、実際には、インパクト後に速さのピークをもっていく方が理想的です。
このドリルでも、ダウンスイングで“ビュン”と振るのではなく、インパクトのあとに速く振るポイントを試してみてください。
練習器具を使ってヘッドスピードをあげる方法もあります!
いかがだったでしょうか?ヘッドスピードを上げる方法がわかったと思います。これまで体力があっても飛距離が出なかった原因は、この認識のズレにあったのではないでしょうか?この練習を試して自身の本当の飛距離を取り戻してください。