こんにちは。ゴルファボ編集部の竹原です。
先日、暑い日にゴルフをしていると、なんだか頭がフラフラしてきました。
私は夏に強いほうなので軽い立ちくらみ程度かと思っていたのですが、そのままプレーし続けていると倦怠感とともに頭痛がしてきてしまいました。
「これは、ちょっとヤバいかも…。」そう思ってすぐにプレーを中断し、休憩したら小一時間で何事もなかったかのように回復しました。
後日、知り合いの看護師に聞いてみると熱中症の一歩手前の症状だったことが分かりました。自分はゴルフ歴20年。熱中症なんて絶対に大丈夫と思っていたのでショックでした。
そこで、私のような体験をしてほしくないと思いから、熱中症を防ぐためのポイントや、見分け方を徹底調査してこの記事にまとめてみました。準備しておくだけで、いざというときに必ず役にたつ情報とアイテムをぜひ参考にしてみてください。
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熱中症のサイン4つのポイント
熱中症対策はまず熱中症を知ることから始めましょう。早く異変に気付くことができれば、自分だけでなく同伴者に対しても適切な対応が取れるでしょう。
知識はゴルフ中の熱中症のリスクを大きく減らすことができるので、ぜひ覚えておくことをおすすめします。
熱疲労(めまい、立ちくらみ、倦怠感)
めまい、立ちくらみ、倦怠感は熱疲労の典型的な例です。高温下での運動時の大量の発汗によって起こります。脱水とともに体内に熱がこもることが原因です。水分補給が追いつかずに脱水状態になると起こる熱射病の前段階とも言われています。
熱痙攣(筋肉痛、手足がつる)
筋肉痛や手足がつってきたら要注意。熱痙攣の可能性があります。大量の汗をかいたにもかかわらず、塩分補給せずに水分だけを補給している時に起こりやすい症状です。手足や腹部の筋肉に痛みを伴う痙攣が起こります。
熱射病(吐き気、嘔吐、頭痛、)
熱疲労が重症化して、体温調節機能が障害を起こすと体温が危険値まで上昇してしまいます。そうなると発汗が止まり皮膚は乾燥、体内では血液が凝固し、全身臓器に障害が起きとても危険な状態を指します。
脱水症状(40℃以上の体温上昇、意識障害)
脱水症状が出ると、呼びかけへの反応がおかしかったり歩けないなどの意識障害、運動障害が起こります。40度以上の体温になっている場合、体に触ると非常に熱いと感じるでしょう。
熱中症になったらどうする?
熱中症の疑いがある場合は、以下の表で判断できます。意識があるか否か、水分を自力で取れるかなどを確認のうえ、適切な判断をしてください。
●涼しい場所に移動する
風通しの良い日陰や、できればクーラーが効いている室内へ速やかに移動しましょう。クラブハウス、コース間に設置されている茶屋などがベストです。
●体を冷やして熱を逃がす
服を脱がせて体から熱の放散を助けましょう。露出させた肌に水をかけて扇風機等で仰ぐことで気化熱を利用して効率よく体を冷やすことができます。いかに早く体を中から冷やす事ができるかが重要です。
●塩分・水分を補給する
熱や汗によって体から水分・塩分が失われてしまうと、体温の上昇、血液循環の低下、低血圧、運動能力の低下などさまざまな機能低下に繋がります。熱中症の疑いがある場合は、体の回復を早めるためにも速やかに水分・塩分・糖分を補給しましょう。
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熱中症を防ぐ7つの対策ポイント
十分な睡眠を取る
ラウンド前日は、しっかりと睡眠をとって体を休めて体調を万全にしておきましょう。ゴルフの日はいつもより早く起床することが多いかと思います。意識的に早めに就寝することをおすすめします。
夏の気温が高い中で1ラウンドをプレーすると、体力がかなり奪われます。もし睡眠不足のままであれば、体調に悪影響を及ぼすこともあるかもしれません。また眠たい状態では注意力も低下しがち、こまめな水分補給を怠ることにも繋がってしまいます。
体調不良のときはプレーしない
風邪気味や腹痛など体調不良だと感じた場合には、プレーを控えるようにしましょう。陽射しの下でのゴルフは体力が奪われるのは間違いありません。それが体調不良であればなおさらです。
風邪による発熱がある状態でのラウンドは、熱中症を起こしやすくなるリスクは高くなるでしょう。
下痢症状を伴うような腹痛のある場合は、脱水状態になっていることもかんがえられます。その状態でプレーをすれば、脱水症状が進行することも考えられとても危険な状況に陥りかねません。
水分・塩分・糖分を補給する
熱中症を未然に防ぐためには、水分と合わせて塩分と糖分も補給しましょう。水分だけでは体の機能を維持することが難しいからです。
もし塩分と糖分を摂取しないまま、水分補給だけ行い続けると、水分を摂っているのにもかかわらず熱中症症状を引き起こしてしまうかもしれません。
水だけではなく、スポーツドリンク、飴などを適切に摂取して塩分、糖分を補給してください。
アルコールを取りすぎない
アルコールには利尿作用があり、体内の水分を体外へ排出しようとする働きが促されます。そのため適切な水分補給が難しくなってしまうかもしれません。
ラウンド中の売店や昼食時にアルコールがあると、筆者含めお酒好きなゴルファーはついつい飲んでしまいがち。どうしても飲みたい場合は、支障が出ない程度の適度な量を心がけてください。
ただ脱水状態になると熱中症だけでなく急性アルコール中毒のリスクもあることを認識しておくことが必要です。
長袖のウェアを選ぶ
暑い時期のラウンドでは半袖のゴルフウェアを選ぶことが多いと思います。しかし陽射しによるダメージは、日焼けだけではなく体力も奪われるのです。だから長袖のウェアを選んでもらいたいのです。日焼けをすると身体に熱がたまりやすくなります。
また体力も少しずつ奪われ、集中力がなくなってくる可能性も。そうすると体温が上昇しやすくなり、水分補給がおろそかになってしまい、熱中症のリスクが高くなってしまいます。
こまめに体を冷やす
水分補給と併せて、積極的に体を冷やすようにしてください。
氷嚢や冷感タオルなどで体を表面から冷やしていくと、体内に溜まった熱を効果的に取り除くことができます。
またホール間に設置されている茶屋・売店でクールダウンするのもおすすめです。
ラウンド中は楽しさのあまりどんどん進んでしまいがちですが、一度クーラーの効いた茶屋等で小休憩するだけでも熱中症のリスクを大きく減らすことができます。こまめに体を冷やるよう心がけてください。
直射日光を避けて日陰を利用する
ゴルフコースに出たときは直射日光を避けて日陰を見つけることで体温上昇を防ぎましょう。ゴルフカートや木の陰など、ラウンド中にも多くの日陰があります。
同伴者がショットを打つとき、前の組が詰まっているときは無理をせず日陰で待機しましょう。
日傘を使用することもおすすめです。最近はプロゴルファーも、日傘を積極的に使っています。しっかり影ができるように大判のものを選んでください。
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熱中症におすすめゴルフアイテム9選
ここではゴルフの熱中症対策におすすめのラウンド中に使えるアイテムをご紹介します。
あくまでも熱中症対策としてのアイテムです。もし熱中症のような疑わしい症状がある場合には、ご紹介するアイテムだけに頼らずに、しっかりと対応するようにしてください。
氷嚢:体を芯から冷やす
出典:Amazon
氷水で体を冷やす。シンプルですがゴルフの熱中症対策に一番効果的なアイテムといえます。
専用の氷嚢は氷の溶けも押さえられるのでおすすめ。保冷バッグと併用すればかなり長時間冷たい状態をキープできます。夏の暑い日のゴルフでは18ホールもたずに溶けてしまうかもしれませんが、それでも冷たい水になるので長時間使えます。
首や脇など大きな血管が表皮に近いところへこまめに氷嚢を当てておくと効果的です。
冷却スプレー:瞬間冷却で熱を取り除く
出典:Amazon
氷を準備できればいいですが、難しい場合には冷却スプレーがおすすめ。体に吹き付けるだけで一瞬でマイナスの世界を体感できます。いつでも誰でも簡単に使用できるがいいところです。あっという間に冷えるので、火照った体にはとても気持ちのいいスプレーです。
冷感インナーウェア:着るだけで冷感
出典:Amazon
夏場は服の中に、体温や気温によって熱せられた空気がたまってしまいます。そんな熱気を冷たく変えてくれるのが冷感インナーです。
長袖であれば陽射しのダメージも防いでくれるので、体力が奪われにくいのも嬉しいところ。着ているだけで冷たさを感じることが簡単にできる熱中症対策なのでかなりおすすめ。
冷感タオル:夏ゴルフの必需品
出典:Amazon
冷感タオルを水に濡らすだけでひんやり冷たく感じるタオルです。一般的なタオルと違って特別な素材を織り込んで作られているので通常の真水でもひんやり感じます。
濡らして首元に巻いておいたり、顔に当てるだけで体温を下げるだけでなく気分もリフレッシュできます。暑い夏のラウンドの強い味方となるでしょう。
帽子:直射日光から頭部を守る
出典:Amazon
頭部はあまり熱を感じにくいので気づかないうちに大量の熱を浴び続けてしまいます。
身体の一番高いところにあるので直射日光が1番当たる部分という意味でも、しっかり対策しておきたいポイントです。
帽子を着用することで、顔が陰になり暑さを感じにくくなるというメリットもあります。シンプルですが効果が大きいアイテムです。
日傘:フェアウェイでも日陰を作る
出典:Amazon
ラウンド中に熱中症になるリスクが高いのは、フェアウェイに影がないからです。それなら自分で日陰を作ってリスクを軽減しましょう。
日陰を作って日焼けを避けるだけで、ラウンドの疲れも軽減可能です。女子プロの試合などを見ていると選手達も積極的に使っている暑さ対策です。大判で晴雨兼用のものがおすすめです。
保冷バッグ:冷たい状態をキープ
出典:Amazon
水分をこまめに取ることは大事ですが、冷えた状態の水分を取るだけでも体温上昇を抑えられる可能性が高くなります。ラウンド中に冷えた飲み物は、気分転換にもなるので熱中症対策しながらスコアメイクにも効果があるかも。
フェイスカバー:肌焼けを防ぐ
出典:Amazon
顔や首周りの日焼けを防ぐことで、体温の上昇を抑えることができます。
近年フェイスカバーをしてプレーする女性ゴルファーが非常に増えています。通気性のよい素材でさらさらしているので着け心地も良く息苦しさもないので、熱中症を予防したいゴルファーだけでなく、日焼けしたくないゴルファーにはとてもおすすめです。
水筒:氷が溶けない魔法瓶を選ぼう
出典:Amazon
冷たい飲み物は体を中から冷やしてくれるのでおすすめです。魔法瓶を使用すれば冷たい状態をキープできるので熱中症対策の効果は大きいです。
水筒で事前に水分を準備しておけば、もし飲み物を購入できなかったという万が一のリスクを回避することもできます。お気に入りのドリンクやとっておきのドリンクを自作してラウンドするのもいいですね。
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ゴルフの熱中症を予防するためのポイントと対策法をご紹介しました。
夏ゴルフでは気づかないうちに体力が削られていってしまいます。プレー前にしっかり対策を施すことで熱中症によるプレー中断なども避けられるので、ぜひ参考にしてみてください。
氷嚢などはとても効果があるうえ、値段もそれほど高く無いので一つ持っておくと、いざというときの助けになるだけでなくラウンドプレー全体が快適になるでしょう。