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雑学

『石川遼』まるわかり大辞典!ゴルフ界のスターの軌跡

2007年、高校1年生で初優勝を遂げ、ゴルフ界のみならず日本中が注目するスターとなった石川遼。日本でつかんだ数々の栄光、そしてアメリカで戦ったタフな試合と身についた様々な経験とは。石川遼のこれまでの歩みとその素顔をご紹介します。

出典:Japan Times

15歳、アマチュアで初出場した男子ツアーで初優勝の快挙。大人のゴルファーを相手に圧巻のプレーと驚異のスコアで、あっという間にゴルフ界の中心となった石川遼。ルックスの良さやメディア対応の良さも相まって日本中に遼君フィーバーが起きました。

それから10年。史上最年少の選手会長に任命されるなど、日本とアメリカを舞台にゴルフ界のスターとして、常に最前線で戦ってきた石川遼のこれまでの歩みを総まとめしました。栄光と挫折を経験し、これからもっと魅力的なゴルファーになるであろう石川遼から目が離せません。

プロフィール

出典:GDO

名前石川遼 Ryo Ishikawa
身長と体重175センチ 72キロ
血液型O型
生年月日1991年9月17日(26歳)


生い立ち

埼玉県北葛飾郡松伏町出身。6歳のころ、父に練習場に連れられていったことをきっかけにゴルフを始めました。小学生のころはサッカークラブに所属。ゴルフは、父に連れられていく練習場で行っていました。6年生だった2004年には、全国小学校ゴルフ選手権横尾要カップで優勝を果たします。

アマチュア時代

出典:松伏町

地元の公立中学校にはゴルフ部がなく、陸上部に所属しました。当時の200メートルのタイムは25秒90だったとのちに明かしています。

2005年には関東中学校ゴルフ選手権、全国中学校選手権大会・春季大会で優勝。埼玉県アマチュア選手権でも優勝するなど堂々の活躍を見せていきました。2007年4月には杉並学院高校に進学します。

石川遼は、2007年5月に行われたマンシングウェアオープンKSBカップにアマチュア枠で出場します。ツアー初参加となる同大会を12アンダーでフィニッシュ、いきなりの優勝を成し遂げました。

男子ツアーでのアマチュア優勝は1980年の倉本昌弘以来の史上2人目。さらに日本ツアーでは1977年に20歳7か月で達成したセベ・バレステロスの最年少記録を大幅に上回る、「15歳245日」での優勝。これは世界の最年少記録でもあり、ギネス・ワールド・レコーズにも認定されました。

同じ年の7月に行われた世界ジュニア選手権では23位。8月の日本ジュニアゴルフ選手権競技(男子15歳~17歳の部)では大会史上最年少の15歳11ヶ月で頂点に立ちました。

この年はプロツアー8試合に参戦、5試合で予選を突破しました。フジサンケイクラシック、東海クラシック、三井住友VISA太平洋マスターズではローアマチュアを獲得しています。

プロ時代~日本~

・2008年

2008年1月にプロ転向を宣言。16歳3ヶ月で史上最年少のJGTOツアープロとなりました。

プロとしてのデビュー戦はオーストラリアで行われた全英オープンの予選会で、36ホール4オーバーの結果となりました。国内ツアー初戦となった同年4月の東建ホームメイトカップでは一時、トップに立ったものの、5位タイで終えます。

その後は予選落ちも多く経験しますが、8月の関西オープン(ツアートーナメント外)でプロ転向後初優勝。さらに11月のマイナビABCチャンピオンシップで頂点に立ち、プロ転向後初めてツアーでの優勝を達成しました。

2008年は獲得賞金が1億600万円で賞金ランキング5位、史上最年少の1億円超えとなりました。

・2009年

2009年のマスターズには前年の活躍が認められて特別招待。17歳6か月での出場は史上2番目の記録であり、プロとしては史上最年少での参加となりました(結果は予選落ち)。

同年6月、よみうりCCで開催された全英オープンへの道ミズノオープンよみうりクラシックで優勝、伝統の全英オープンへの出場権も手に入れました。全英オープンでは初日2アンダーの好スコアだったものの、2日目は8オーバー、85位となり予選落ちの結果でした。

同年8月のサン・クロレラクラシックでは17アンダー、初日から4日間首位を守って完全優勝を果たします。さらに9月に富士桜CCで開催されたフジサンケイクラシックでは12アンダーで頂点に立ちました。10月、コカ・コーラ東海クラシックでは14アンダーの成績で優勝、この時点で賞金総額1億円を突破しました。

この年は国内ツアー22戦に出場、4度の優勝を勝ち取りました。獲得賞金は1億8352万円で賞金王に。これは尾崎将司が1973年に達成した26歳を大きく更新、18歳80日での記録となりました。

2009年度ジャパンゴルフツアーの表彰式では、賞金王、最優秀選手賞、平均ストローク賞、平均パット賞、バーディー率賞など、9部門で表彰されました。

・2010年

2010年3月には杉並学院高校を卒業。大学には進学せずにプロとしてゴルフに専念することになります。

5月の中日クラウンズで1回目の優勝。最終日は首位と6打差、18位タイからのスタートでしたが、この日だけで12バーディーをもぎとりスコアは「58」。アメリカツアー、日本ツアーでもこれまで最少だった「59」を更新。最少ストロークの新記録を打ち立てました。

9月のフジサンケイクラシックでは薗田峻輔とのプレーオフの末に優勝。前年に続く連覇を遂げました。さらに11月の三井住友VISA太平洋マスターズでは通算14アンダーで優勝しています。

ほか、キャノンオープン、マイナビABCチャンピオンシップでは2位に入り、年間獲得賞金は1億5146万円、賞金ランキングで3位に入りました。

・2011年

2011年は国内ツアーにてトップ争いに絡むことも多かったものの、優勝にはなかなか手が届きませんでした。4月の東建ホームメイトカップで3位、5月のとおとうみ浜松オープンでは2位、7月の長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップゴルフトーナメントでも2位と、あと一歩の成績が続きます。

結局、この年にトーナメントで優勝はできませんでした。しかし、国内22試合に出場、トップ5に8回入るなど存在感を示し、年間の獲得賞金は9828万円あまり。賞金ランキングでも3位に食い込みました。

・2012年

4年連続で出場となったこの年のマスターズでしたが、前年に続く予選突破はなりませんでした。

国内ツアーでも優勝争いになかなか絡めず。7月の長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップゴルフトーナメントで3位タイに入りました。8月には3試合連続での予選落ちなど悔しい結果となってしまいます。

ようやく頂点に立ったのは11月の三井住友VISA太平洋マスターズ。最終日、単独首位でスタートしてリードを守り、15アンダーの結果でフィニッシュ。2年間、勝利から遠ざかっていましたが、久々の優勝で、自身のツアー通算10勝目を飾りました。

プロ時代~アメリカ~

・2013年~2017年

2013年から石川遼はアメリカを主戦場にします。

しかしアメリカツアーではなかなか優勝争いに絡むことができず、予選落ちをすることもしばしば。2013年10月のシュライナーズ・ホスピタルズ for チルドレン・オープンで2位に入る活躍を見せましたが、以降は上位に食い込むこともかないません。

一方の日本ツアーでは2014年に長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップゴルフトーナメントで優勝、2015年はANAオープンとゴルフ日本シリーズJTカップで優勝を果たしています。

2016年は腰椎椎間板症により長期離脱を余儀なくされます。それでも5か月ぶりの復帰から2戦目となるRIZAPKBCオーガスタで2位に5打差をつけて15アンダーで優勝。復調とさらなる成長を予感させました。

2013年から2017年までのアメリカツアー参戦100試合では、トップ5に入ったのは1回、トップ10に入ったことは7回にとどまりました。

2018年、日本ツアーへ

前年の結果により2018年のアメリカツアーへの出場権も失い、石川遼は再び、日本の男子ツアーをメインとして戦うことになりましたが、米ツアーへの意欲は消えておらず日本ツアーで力を蓄えてから再度挑戦することを明言しています。

2018年からは国内男子ツアーのジャパンゴルフツアー選手会の選手会長を務めます。26歳110日での就任は史上最年少です。

男子プロを盛り上げるためならどんなことにも挑戦するという意思を表明しており、青木功会長と共に男子プロゴルフ界を引率する役割を担っています。

メジャーでの成績

メジャーには17歳のときマスターズ(2009年)初出場。マスターズにはこのあと2013年まで5年連続で出場しています。また、全米プロにも2009年から2014年まで6大会連続で参加しました。

メジャーでの最高成績は2011年のマスターズにおける20位タイです。

スイングの特徴

石川遼といえば、思い切りのよいドライバースイングと300ヤードを超えてくる飛距離です。多少、ミスが出ることがあったとしても、恐れずに大きなスイングを見せていました。

肩甲骨周りが非常に柔らかいことでも知られており、柔軟性のある強いスイングが特徴です。また、体重移動のときに頭の位置がほとんど動かないので、回転運動で生まれた力を余すところなくインパクトへ繋げています。過去には380ヤード越えといったビッグドライブも見せています。

出典:Izmic

余談ですが、石川遼の肩甲骨の柔軟性をたまたまテレビで見ていた、当時中学生の大谷翔平が、これは野球にも役立つと思い、同じストレッチ法を取り入れたそうです。日本最速165キロの剛速球に石川遼が関わっていたとは驚きです。

ここがトップクラス

15歳で初優勝を遂げ、空前絶後の活躍を見せていた石川遼。当時のスタッツを見るとその強さの秘密が見えてきます。

まずは飛距離。年間を通してみても290ヤードから300ヤード近く飛ばしており、ツアーに参加していたプロ選手の中でも10本の指に入るほど。自信を持って生み出す抜群の飛距離で、優位に立っていました。

そして、パッティングのうまさ。2008年、2010年は国内ツアーでそれぞれ平均パット数が1.724、1.707で年間通算トップ。グリーン上での抜群のうまさがトーナメントでの活躍する源となっていました。

しかし、何と言ってもこの選手の凄い所は観客を沸かせるプレーができるという所ではないでしょうか。

絶対絶命からのリカバリーショットや、ここ一番での度肝を抜くスーパーショットで見る人を幾度となく楽しませてきました。『魅せるプレー』というスターしか持っていない特殊能力が備わっているのも石川遼がトップゴルファーたる所以です。

強さの秘密

・継続する力

石川遼は幼少のころからゴルフと真剣に向き合い、謙虚に努力を続けてきました。目標は子どものときから明確にありました。小学校の卒業文集で、すでにマスターズ優勝が自分の夢だと書いています。

「マスターズには二回勝ちたい」。そしてこう続けています。「みんなの夢もぼくと同じだと思います。でも、ぼくは二回勝ちたいので、みんなの倍の練習が必要です。みんなが一生懸命練習をしているなら、ぼくはその二倍、一生懸命練習をやらないとだめです」。

幼少のころから変わららない夢と努力が強さの秘密です。

・新たな10年

日本ツアーに復帰した2018年。それは石川遼にとって、デビューから10年を経験し、次なるステージへと向かう新たなスタートとなります。ただ、見据えているのはより大きな目標。日本での賞金王や世界ランクなどにとらわれない、もっと先を目指しています。

「これまでの10年で成し遂げていないことを次の10年で成し遂げたい。海外メジャー優勝、アメリカツアー優勝を。今までの10年を成績の上で超え、メジャーで優勝することを目指してやっていきたい」と話しました。

数字で気にするのは自分のデータとメジャーでのトップ10入りだといいます。そのために「すべての技術を上げていきたい」と意気込みを語りました。日本ツアーに軸足を移しているものの、メジャーでの勝利という大きな目標に向けて、さらに強くなってくれるでしょう。

性格と人柄

・プレー中

ゴルフに関してはある意味でかたくなな姿勢を崩さず、とことん攻めることにこだわります。ドライバーで使って飛距離を伸ばして攻略を優位にしようとチャレンジをしていく姿勢を常に貫きます。その過程でミスが出たとしても素早く切り替え。落ち着いてリカバリーショットを放つタフな精神力も持ち合わせています。

・チャリティー

石川遼は2011年3月の東日本大震災の際、被災者への支援活動として、同年に獲得する賞金の全額を寄付するということを決めます。さらにバーディー1個につき10万円の義援金も上積み。

まとまった義援金を送るのではなく、年間を通して被災地のために戦っていくことを決意しました。「被災地の全部が元通りになるには大変だし、立て直すには長い戦いになる。自分もみなさんとずっと戦っていくんだという気持ちを形にしたかった」と、その思いを語っています。

・ハニカミ王子

初参加で初優勝を成し遂げたマンシングウェアオープンKBSカップ、その名付け親は大会のテレビ中継を実況し、優勝インタビューで「ハニカミ王子」と呼んだ瀬戸内海放送の多賀公人アナウンサー。当時、定着していた高校野球の斎藤佑樹を指す「ハンカチ王子」と語感が似ていることもあってあっという間に広まりました。

「ハニカミ王子」は2007年のユーキャン新語・流行語大賞にも選ばれています。

使用クラブ

ドライバー:キャロウェイ ローグ サブゼロ (9度)  ツアーAD プロトタイプ
FW:キャロウェイ ローグ サブゼロ (3番+ 13.5度)
UT:キャロウェイ X フォージド UT アイアン (21度)
アイアン:キャロウェイ  XRプロ (3番) X フォージドアイアン(2013年)(4番~PW)
ウェッジ:キャロウェイ X フォージド ウェッジ ニュー・ビンテージ (50度)、キャロウェイ マックダディ 2 ツアーグラインド ウェッジ (58度)
パター:オデッセイ プロタイプ ix #9 プロトタイプ
ボール:キャロウェイ クロムソフト X ボール

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まとめ

PGAツアーから日本に活躍の場を移し、プレーを続けている石川遼。衝撃の初優勝から10年の経験を蓄積して、次なる目標に挑みます。メジャーでの勝利。目指すものは変わりません。いつも強気で前向きにどんどん攻めていく。その変わらないスタイルでこれからもたくましいゴルフを見せてくれることでしょう。さらにスケールアップを続けていく石川遼から目が離せません。

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