ゴルフ初心者が上達していくためには、むやみにクラブを振るのではなく、基本的な練習法をしっかりと理解し、実践して習得することが大切です。
今回は、ゴルフ初心者がやるべき練習法と打ち方の基礎をご紹介します。
練習法が分かれば、目的のある練習ができるほか、ラウンドで必要なショットを身につけることができます。
効率的なスイングが身につけば、初心者ゴルファーでも調子が悪くなった時やピンチの時にでもすぐに修正することができます。ぜひ、試していただき、上達のステップにつなげてください。
目次
こんなゴルフ練習法はやってはいけない!
ダメ|いつもマン振り
ゴルフ練習場に行くと、ついついフルスイングをしたくなるものです。マン振りして芯に当たると”スカッ”として気分爽快ですし、練習後のビールも美味しいですよね。
しかし、そのマン振りがゴルフが上達しない原因の一つになります。
ゴルフは、飛距離も大切ですが、横の方向性や縦の距離感も大切になってきます。距離感を養うにはフルスイングだけでは身につきません。常に狙い所にボールを運ぶ意識が大切になってきます。
ダメ|やたら連続してたくさん打つ
ゴルフ練習場の打ち放題を利用した場合、どんどん球を打っていくと思いますが、その練習法はあまりお勧めできません。理由は、そんな状況が実際のラウンドではないからです。普段から本番を想定してショットを打たなければいけません。
ゴルフのプレイでは、狙いどころ、落としどころを決め、軽く素振りをして、アドレスを構えて、リズム良く1球1球を大事に打つと思います。本番を想定することで、ミスを減らすことができるようになります。
ゴルフ初心者がやるべき練習法
ゴルフ初心者に行っていただきたい練習法は、4つあります。
・ビジネスゾーン
・リズムを一定に保つ
・片手打ち
・トップで止める
特効薬のようにすぐに上手くなるものではありません。大変地味ですがとても効果的があります。この4つの練習法を実践するだけで、劇的にスイングが変わってきます。ぜひ試してみてください!
ビジネスゾーン(ハーフスイング)
ゴルフはそのゾーンが最も重要で、これが習得できるとナイスショットの確立が大幅にアップします。なぜかと言いますと、良いショットを打つには、クラブヘッドの軌道を安定させなければいけません。
安定させるには、「膝から膝」→「腰から腰」など徐々に振り幅を大きくしていき、芯に当たる感覚、振り幅を調整する感覚を身につける必要があります。これが身につくとクラブを思い切り振っても、芯に当たるようになります。
このゾーンを練習すればするほど、プロゴルファーは賞金を稼げるから「ビジネスゾーン」と呼ばれています。ゴルフ初心者もビジネスゾーンでボールを捉えられることができれば、プロのような正確無比なショットが打てるようになります。
👇ビジネスゾーンの練習法はこちら
リズムを一定に保つ
ミスショットの原因の8割は、スイングのリズムが狂うことです。リズムが狂うと切り返しが早くなり、トップでの“間”がなくなります。ゴルフでは“間”がなくなると不安定なショットにつながります。
リズムを整えるときは「1、2~の3」とか「チャー~シュー~メン」で打つなど自分に合うリズムの取り方を探してみてください。自分で取れるリズムがあると、リズムの狂いが生じてもすぐに修正できます。
片手打ち練習法
ゴルフ上達法の難易度は上がりますが、右手1本、左手1本だけで振ります。クラブが重く感じると思いますが、いきなり大きく振るのではなく、最初はアプローチ感覚で振ってください。「右手」と「左手」の役割がわかるようになります。自然と左手主導の打ち方が出来るのでショットが安定します。
ゴルフは、左手主導で振るとヘッドの軌道が安定します。だからプロやゴルフ上級者が曲がらない秘訣をご紹介します!
トップで止める練習法
トップのポジションに上げたら一旦動きを止めてください。止めた状態からスイングをはじめてください。腕だけではゴルフクラブが振れない、ゴルフボールが飛ばないことがわかると思います。
でも、繰り返し打っていると、下半身から動かした方が楽にクラブが降りてくる感じがわかるようになります。一緒に体重移動もできるようになります。体重移動が飛距離アップの秘訣です。ぜひ試してみてください。
↓↓↓世界一のスイングはコレ!ロリー・マキロイのスムーズな動きをぜひ参考にしてみてください。
ゴルフ初心者|打ち方基礎まとめ
ゴルフ初心者に大切なスイングのポイントは、3つあります。
・グリップ
・アドレス(ボールの位置)
・前傾角度の維持
この3つのポイントを意識しながらきちんとショットを行ってください。
グリップ
ゴルフでは、グリップが唯一「人間とゴルフクラブ」の接点になります。握り方一つでショットに影響を与えますので、特に初心者はしっかり握りましょう。
<ウィーク>
ウィークグリップは、自分から見て左手の甲が見えません。フェース面が開きやすく閉じにくくなるので、スライスしやすくなります。力のあるゴルファーにおすすめです。
<フック>
フックグリップは、左手の甲が見えます。ものすごく手首を返しやすく、力が入りやすいで、初心者はまずはこの握り方から始めることをお勧めします。
<スクエア>
ウィークとストロングの中間になります。どの方向にも均等に動かしやすいので、コントロールがしやすくなります。
アドレス(ボールの位置)
ゴルフボールの位置は、左足かかと線上で一定にする方法と、ゴルフクラブが短くなるにつれて真ん中寄りにする方法があります。どちらが正しいということはありません。
基本、球を高く上げたい場合は左寄り、低くしたい場合は右寄りに置きます。ダフリが多い場合は球が左に寄りすぎ、トップが多いと右に寄りすぎていますので、気をつけましょう。
前傾角度の維持
ゴルフでは、構えたときの上半身の前傾角度をキープすることがとても大切になります。姿勢が崩れると、スイング軌道がズレてくるので、芯に当たる確率が減ります。
結果、飛距離が落ちたり、曲がり幅が大きくなったりしますので、前傾姿勢を維持することがナイスショットにつながります。
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ご紹介した練習法は、ゴルフの基礎になります。初心者が身につけるとドライバー、フェアウェイウッド、アイアンなども安定して打つことができます。もちろんアプローチも寄せることもできますので、スコアアップも期待できます。
最後に…ストレッチは怪我予防のために行ってください!体が温まっていない状態で振ってしまうと故障の原因になってしまいます。背伸びをして、クラブ数本を持って、ゆっくり大きく振ることで、体の大きな筋肉が動かされてスイングをスムーズにしてくれます。ストレッチなどをするとさらに体が解れて、良いパフォーマンスを生む体ができるでしょう。いきなり打たないで、ウォーミングアップをしっかりやりましょう!
ゴルフ専用のストレッチです。参考にどうぞ!