ゴルフでは「ドライバーで240ヤード」「7番アイアンで140ヤード」という言葉、よく聞きますよね。
自分自身がどのくらい飛ばせるのかを把握することは非常に重要なポイントで、コース攻略に欠かせないとても大切な情報です。
ただ、その「〇〇ヤード」は果たしてボールが落ちたところの数値なのか、それとも転がって止まったところなのか。
ここをはっきりさせておくことで、ゴルフコースに行ったときにさらにマネジメントがしやすくなります。そこで、今回はゴルフの「キャリー」について解説します。ラウンドに役立つ情報なので、ぜひご覧ください。
ゴルフのキャリーとは?
ボールを打ったときに、地面に落ちるまでに空中を飛んでいる距離のことを言います。ボールが地面に落ちたあとに転がっていくことを「ラン」と呼びます。キャリーとランを合わせたものがトータルの飛距離になります。
キャリーを決める要素
ボールの打ち出し角度、ショットの初速、スピンの量、そして環境の影響があります。特にこの環境の影響はとても大きいので、注意が必要です。
たとえばゴルフ場で強い向かい風が吹いている場合は高い球では伸びていきません。低い球で風の影響を受けないようにしながら、転がして稼いでいく、という考え方です。逆にフォローの場合はそれを生かしてある程度、高く打つのが有効です。
注意点
ゴルフではキャリーが伸びれば飛距離も伸びるのが一般的です。ただ、空中にある時間を長くすればいいと、高く上げすぎるのはかえって逆効果になることもあります。というのも、スピンがかかりすぎて球が前に飛んでいく力が弱まること、また上空の風に押し戻されるというデメリットがあります。
また、角度がない状態で地面に落ちるのとランがほとんど出なくなり、トータルでは遠くまで飛ばせなくなってしまいます。ゴルフで飛ばすためにはある程度の高さは必要ですが、上げ過ぎないよう気をつけなければいけません。
↓ゴルフでどのクラブで打ったらどれくらい飛ばせるのか?ドライバーやウェッジなどの平均をまとめました。ぜひ参考にしてみてください!
コースで生かすポイント
自分のドライバーがどれだけ飛ぶかは、ほとんどの方がトータルで把握していると思います。キャリーを知っているゴルファーはそんなに多くはないでしょう。ただ、池越えやバンカー越えなどのときには、知っておかないとうまくいかずにつかまってしまう原因になります。
ドライバーはとにかく飛べばいい、というのは×。飛び過ぎてバンカーにつかまったり林に入ってしまったら逆にマイナスです。どれだけ飛ぶのか、どれだけ転がっていくのかを考えておくことも大切になります。
転がり方は状況によって大きく変わってきます。ゴルフ場で芝が乾いた状態であれば伸びますし、逆に雨の日で濡れていればほとんど転がらないこともあります。着地したところがフェアウェイなのかラフなのか、硬いベアグラウンドなのかでもかなり違ってきます。
まずは自分が打ったときにどれくらいの位置にボールが落ちるのかをしっかりつかんでおきましょう。それがゴルフのコース攻略に大きく役立ちます。
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自分のキャリーを知る方法
正確に知る方法は二つあります。一つは計測器を使って調べる方法です。レーザーやGPSタイプなど今は多くのゴルファーが使っているもので、だいたいのイメージや飛び方を知ることができます。コースだけではなく、打ちっぱなしでも計ることができます。
もう一つはゴルフ練習場などに設置されているスイング測定器を使うことです。こちらの場合は細かい数値も計ることができます。正確な数字を知ることでコースマネジメントががらりと変わってきます。
弾道調整に生かす
自分の飛び方がどのくらいなのかがわかったら、これを基準に打ち出す高さを調整してみましょう。滞空時間もあって、ある程度いいショットに見えても、ランが伸びない場合は、今よりも低い弾道にするとさらに遠くまで飛ばせます。
ティーの高さを調整するなどして、弾道も低くして打ってみるのも一つの手です。自分の弾道を知ることで、さらに遠くまで飛ばすことができるのでぜひ試してみてください。
ゴルフ初心者でもドライバーで飛ばせるコツを紹介します。守るべきは3つの掟です。効果が実感できる内容なのでぜひ試してみてください。
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今回はゴルフの「キャリー」についてご紹介しました。自分のドライバーのトータルの飛距離とは違って、どのくらいなのか正確につかんでいない方もいると思います。
また、アイアンでもどのくらい先に落ちるのかを知っておくことで、グリーンの手前から攻めなくてはいけないのか、あるいは奥に行ってもOKなのか、判断もしやすくなります。よく使うクラブについてはしっかり把握しておくのがおすすめです。