プロのパッティングを見ていると個性的ですが、どっしりと安定感があってアマチュアゴルファーもあのように構えてみたいですよね!
また、最近のグリップは太さやカラーバリエーションなどデザイン的なものが増え、ゴルフ雑誌などでよく特集が組まれていて人気の高さがうかがえます。
しかし、アマチュアにとっては、何をどう選んだいいのか迷いますよね!交換しても、何も変わらなかったら損してしまいます…
パターは、しっかり握れないと自信をもってストロークすることができません。毎回3パットが多いとスコアを崩す原因になります。フィーリングの合うパターを使えばカップインの確率が上がり、すぐにスコアアップが期待できます。
そこで今回の記事では、パターのグリップの安定する握り方と人気の売れ筋BEST5をご紹介します。
目次
パターの基本|安定する握り方
握り方はさまざまですが、基本はあります。初心者の方でどうやって構えたらいいのか分からないときは、ご紹介するグリップから試してみてください。
逆オーバーラッピング
通常クラブを握るように構え、右手の小指と左手の人差指の位置を逆にします。右手の小指が下で左手の人差指が上になります。そうすることで、手首の動きを制限することができ、安定したストロークをすることができるメリットがあります。
また、短いアプローチショットもこの形で打つと寄せやすいので、試してみてください。
グリップを握る強さは?
ショット同様に軽く握ります。強く握ってしまうと腕や肩に力が入り、スムーズにストロークができません。強く握った時を「10」とすると、だいたい3割くらいにしましょう。宮里藍は、パターを引っ張ると抜けるくらいに軽くしていたそうです。
また、打つ時「手袋を外した方がいいの?」と悩んでいる人がいますが、どちらでもOKです。外すとインパクトの打感を活かせますが、逆に打感のフィーリングを感じたくない、ストローク幅で打ちたい方は着用した方がいいです。
↓↓↓パターの打ち方の基本です。かんたんに上達する練習法と併せてどうぞ!
パターで思うようなストロークができない時は?
パターに正しい握り方というものはありません。繊細な感覚が必要とされるため、ドライバーやアイアンよりもイメージや感覚が重要で、その感覚はゴルファーごとに違います。
その人が「打ちやすいように」「感覚が掴みやすいように」することがカップインさせる秘訣です。ここでは2つほど変わったグリップをご紹介します。思うようにいかない時に、試してみてください。
クロスハンド
通常のショットと持ち方が逆になり、変則的と受け止められがちですが、海外の選手たちはこの形で上位の成績を残しています。右手の余計な動きを抑えてくれるので、方向性を高めることができます。
左主導で動かすことができるので肩を回してボールをヒットすることができます。右に押し出してしまう人は、クロスハンドを採用してみる価値ありです。
クロウグリップ
一度、通常のパターと同じように握り、右手甲だけを正面に向けて、親指とその他の指で挟みます。鉛筆を握るように持っても大丈夫です。ここは感覚になりますので、しっくりいく型を作ってください。この打ち方も右手の動きを抑えることができます。
かなり変則的なので、慣れるまで時間がかかるデメリットがありますが、身につけば繊細なタッチが可能になります。
パターのグリップを選ぶコツ
パターは握り方も大切ですが、握った感触も重要でストロークに影響を与えます。太さを細くしたり、極太にしたり、素材を硬いものにしたり、柔らかいものにしたりするだけでカップインの確率が上がる人もいます。
パターヘッドの大きさや形によって、相性もありますので、今ゴルフ界で大流行の「スーパーストローク」の基準でご紹介していきます。
太さはヘッドのタイプ(形)に合わせる
細いタイプは、握りやすいので、ヘッドのコントロールがしやすいピンタイプやL字パターがマッチします。手首の動きを制限したくないゴルファーにおすすめです。微妙なコントロール、繊細なフィーリングが出しやすくなります。
逆に太いタイプは、手首が固定されてヘッドを真っ直ぐに引きやすいので、マレット型の大きなヘッドのパターが合います。これは基本的なパターの合わせ方です。一番はご自身のフィーリングに合うことが大切ですので、いろいろ試してみることをおすすめします。
スーパーストロークは、一般的な太さに比べて太めに設定されていますので、購入の際は注意してください!
グリップの形状
グリップエンドからシャフトに向けて細くなっている「テーパー」と言われている形状のものと、太さが均一になっている「ノーテーパー」のものがあります。
<テーパー>
「PING」や「スコッティキャメロン」のピン型のパターに装着されています。昔から愛用されているプロやアマチュアの方も多いのではないでしょうか。とくにタイガー・ウッズはこのテーパー形状を好んで使っています。
<ノーテーパー>
出典:Sports-TMC
スーパーストローク社が開発した形状です。グリップエンドからヘッドに向けて横幅の太さがほぼ均一になっています。テーパー形状に比べ、右手が太く感じるので、手首の余計なローテーションや動きを抑え、パターのストロークを安定させます。
手打ちを防止してくれるので、PGAツアーのプロ達がこぞって装着しました。日本のツアーでも多くのプロが使用しています。
パターグリップの特徴
パターも他のものと同じように、握りやすさや耐久性の高いもの、低いものがあります。パターは距離感や繊細なタッチが必要ですので、自分の手に馴染むものをおすすめします。
手汗をよくかく人には、コード(糸)が入っているものが、指にひっかかりやすく、滑りにくいのでおすすめです。コード入りは雨の日でも安心しえ使えます。
↓↓↓雨のゴルフで、いつもスコアを崩すゴルファーはこちらの記事必見です!雨の日のラウンドも楽しむことでスコアも良くなります!
パターグリップ|人気売れ筋BEST5
出典:ALBA
ゴルフショップには、数多くのパターグリップのサンプルが置いてあるのでいろいろ試すことができます。妥協することなく、ご自身がしっくりくるものを選びましょう。
スーパーストローク(Super Stroke)
出典:Amazon
2006年発売です。世界のプロが使用しています。スーパーストロークの特徴は、”ノンテーパー”の形状です。通常のグリップは、エンドからシャフト側にいくに連れて、細くなっています。ノンテーパーは、全体の太さがほぼ均等になっています。
この形状により、手打ちを防ぐことができるので、右にプッシュアウトすることが減り、自分の読んだライン上にボールを乗せていくことができます。
スーパーストロークは、いろんな太さや形状がありますので、ピンタイプ、マレット・ネオマレットタイプのパターにも合います。
↓↓↓その中でもネオマレットパターについてまとめてみました。参考にどうぞ!
イオミック(IOMIC)
出典:Amazon
カラーバリエーションが豊富です。初心者からベテランまで幅広い層が使用しています。気密性がありソフトな握り心地で女性から絶大な人気があります。
ウィン(Winn)
出典:Amazon
極太の先駆者的存在のウィンです。カリスマゴルフコーチのブッチハーモンとの共同開発をするなど、新しい素材を使用し感触のよいグリップを開発しています。
ジョップ(JOP)
出典:Amazon
男子プロの復活優勝劇や宮里藍プロが3シーズンに渡って使用していました。最大の特徴は、グリップ上面にある滑り台のような傾きです。
パターを含めゴルフクラブはシャフトよりも後方に重心がるためフェースが開きやすい性質があります。そんな特性を抑えてボールを打ち出しやすくしているのが上面の滑り台のような傾きです。
重心を手元側にすることで、ストローク中にフェース面や芯を感じることができパターが安定します。
PING(ピン)
出典:楽天市場
ピンのパターは、安定した再現性の高いストロークを実現させてくれます。そのパターの装着されているラバー製のグリップがさらに良いパッティングをさせてくれます。
手になじむフット感は抜群です。タイガー・ウッズなどもいまだに愛用しています。
パターグリップ交換のメリット
アイアンや他のゴルフクラブでも言えることですが、ゴムでできていますので、太陽の光、雨、汗、手垢などで劣化します。そうなると、手に余計な力が入るので、ヘッドの向きが不安定になりミスショットの確率が増えてきます。
アイアンのようにスイングしないパターでも、交換することによって、フィット感が増すので、ストローク中のヘッド軌道が安定し、安心して打つことができます。
パターの上達はアプローチにかかっている
ゴルフでパターが上手くいかない時の多くは、アプローチのミスで寄せきれなかったからではないでしょうか?アプローチがしっかりよせられれば、パッティングが楽になり、最悪でも2パットでカップインができて、スコアはある程度まとめることができます。
もし、あなたが安定して100切りできない…なら、一番大事なのはドライバーの飛距離、アイアンの方向性をアップすることではなく、ピンに寄せるショートゲームの精度です。
グリーンを攻めるときのアプローチは精度のあるショットが求められます。それを可能にするのが、片手で上手くなるベタピンおすすめ練習法です。パターが簡単になります。
パターでスコアを作るには、アプローチである程度ピンに寄せておくことが必要です。ロングパットを決めたり、難しいライン読んだりするとリズムが狂いやすくなるので、次のホールのティーショットまで影響してきます。
また、パターは通常のショットより繊細なストロークが必要になってきます。そのためには、安定する握り方やグリップも大切な要素です。パターの打ち方には正解はありませんが、最初は基本をやってみて、それから自分のフィーリングに合う握り方を探してみてください。
プロも毎ラウンド探しています。ぜひ、あなたもいろいろ試していただき、パターの名手を目指してください!
↓↓↓この記事の後に多くの人がこちらの記事をクリックしています