ゴルフスコアはショートゲームで決まる!
そう言われるほど100y前後、又はそれ以下の距離のプレーはスコア全体に影響します。
この記事をご覧のあなたも、ドライバーやアイアンは良かったのにグリーン周りで行ったり来たりして気付けばダブルボギー…。といった経験が必ずあると思います。
ショートゲームの精度を上げるには正しいウェッジの選択が必要不可欠となります。ご自身のスイングや状況に合わせたクラブの選び方ができると、もっと思い通りの場所に球を運ぶことができるでしょう。
この記事では、ウェッジそれぞれの特性と機能、選び方のコツ、人気おすすめのウェッジブランドを総まとめでご紹介いたします。
初心者は少し難しく感じるかもしれませんが、慣れれば簡単です。そしてゴルフ上達には絶対に避けて通れない重要な情報となってきますのでぜひ参考にしてみてください。
目次
- 1 ウェッジ基本の3種類|PW・AW・SW
- 2 ウェッジの機能と特徴
- 3 レベル・目的別おすすめの選び方
- 4 おすすめのウェッジブランド20選
- 4.1 VOKEY DESIGN|ボーケイ デザイン
- 4.2 Taylormade|テーラーメイド
- 4.3 Cleveland|クリーブランド
- 4.4 PING|ピン
- 4.5 Callaway|キャロウェイ
- 4.6 Fourteen|フォーティーン
- 4.7 Bridgestone|ブリヂストン
- 4.8 PRGR|プロギア
- 4.9 KASCO|キャスコ
- 4.10 Artisan|アーティザン
- 4.11 HONMA|ホンマ
- 4.12 TOURSTAGE|ツアーステージ
- 4.13 MIZUNO|ミズノ
- 4.14 LINX|リンクス
- 4.15 TOHO|東邦ゴルフ
- 4.16 MAJESTY|マジェスティ
- 4.17 PXG|ピーエックスジー
- 4.18 EPON|エポン
- 4.19 MIURA|三浦技研
- 4.20 Lezax|レザックス
- 5 ウェッジは何本持っておくべき?
- 6 なぜ、単品で売っているの?アイアンセットのウェッジはだめ?
ウェッジ基本の3種類|PW・AW・SW
一概にウェッジと言っても、PW・AW・SWなど、様々な種類があり、ロフト角・バウンス角・重量・素材などが違います。
理由は、それぞれのウェッジで、球を転がす、上げる、スピンをかける、深い芝に向いている、など様々なシチュエーションに適したセッティングとなっているためです。
同じウェッジでもメーカーやモデルによって、ロフト角などが微妙に違うので「これがPW!これがSW」というものはありませんが、一般的に以下の数値が基準となっています。
ピッチングウェッジ|PW | 44~48度 |
アプローチウェッジ|AW | 48~54度 |
サンドウェッジ|SW | 56~58度 |
ロフト角が2°変わると飛距離は5ヤードほど変わるので、それぞれのウェッジの飛距離が近くなりすぎないように選ぶことがポイントです。
ウェッジを打つときのポイントとは?ミスしないために知っておくべきこと↓↓↓
ピッチングウェッジ|PW
ピッチングウェッジ(PW)は9番アイアンの次に小さいクラブで、通常、アイアンセットの中に含まれていることが多いです。
ウェッジの中では最もロフトが立っていることが特徴でロフト角の平均は44~48度。アマチュア男性なら平均100~120ヤードの距離を打つことができます。
また、グリーン周りのアプローチでも活躍するクラブで、後述するAWやSWよりもロフトが立っているため、球を転がして寄せるランニングアプローチに向いています。
パターと同感覚でアプローチをすることができるため、ザックリ等のミスに繋がりにくく、優しいアプローチが可能です。
通常、PWと表記されますが、メーカーによって異なる場合があります。例えば、PINGの場合はW、HONMAの場合は10が同じ位置付けのクラブとなっています。
アプローチウェッジ|AW
アプローチウェッジ(AW)は、PWとASの中間に位置するクラブです。最近はアイアンセットに含まれないことも増えてきたため、個別で揃える必要があります。
AWと表記されているものもありますが、その他にも48度~54度の表記がされているものは同等と考えてよいでしょう。男性ならば、90ヤードから110ヤードの飛距離が目安となっています。
その名前の通り、アプローチを行う際もっとも多く使用するクラブです。PWよりもランが少なく、SWよりもランが多いという特徴があり、基本的にアプローチの際はAWを使用するという人も非常に多いです。
PWとSWの中間程度のロフト角を選ぶことが重要です。具体的に何度を選ぶべきかについては後述しているためご安心ください。
サンドウェッジ|SW
サンドウェッジ(SW)は上記2つと比較して一番ロフトが大きいクラブで、56度や58度をSWと呼びます。
バンカーはもちろん、グリーン周りのアプローチ全般で使用できる万能性があります。SWはどのクラブセットにも必ず一本入っています。
フルショットで80ヤードから100ヤードが目安となっており、非常に高弾道な軌道を描きます。
同じサンドウェッジでもバウンス角やソール幅の違いによってメリット・デメリットがあります。
砂地からやさしく出してくれる設定のものは薄い芝からのアプローチには難しい一面があり、反対に、薄い芝からも打てる操作性の高いSWはバンカーショットでは難易度が上がる一面があります。
その他|ロブウェッジなど
ロブウェッジとは、ロブショット(非常に高い球)を打つことを目的としたクラブで、ロフト角が60度前後から、それ以上に大きいことが特徴です。中には70度のウェッジという商品も存在します。
球が上がりすぎる分、初心者には扱いにくい部分もあるので、ある程度SWなどが使いこなせる中上級者向けのクラブと言えるでしょう。
他にも(正確にはウェッジとは言えませんが)、チッパーというゴルフクラブもあります。チッパーは、ランニングアプローチ専用に作られたクラブ。
パターと同じ動作でアプローチして球をしっかり転がすことができます。ミスに強く、グリーン周りが苦手な初心者にとてもおすすめです。
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ウェッジの機能と特徴
ロフト角度|球の高さが変わる
ウェッジはロフト角が大きく球が上がりやすい、スピンもかかりやすい設計になっています。
ロフト角は飛距離を決める大きな要素となっていて、ロフト角が大きければ大きいほど、球は高く上がって飛距離は出ません。反対にドライバーなどはロフト角が9°~11°なので大きな飛距離が出ます。
実は、ウェッジ含めゴルフクラブにロフト角の規定はありません。番手ごとのロフト角をメーカーごとに決定しています。
なので、同じPWという呼び名であっても45度のモデルや43度のモデルなどがあります。そのため、クラブ選びの際は番手だけでは判断せずに、ロフト角にも注目しましょう。
バウンスの角度|ダフリ具合が変わる
バウンスとはクラブのリーディングエッジから、ソールが出っ張っている部分です。
そのバウンスの角度をバウンス角と言い、バウンスが大きいことをハイバウンス、小さいことをローバウンスと言います。
●ハイバウンスの特徴
ハイバウンスの大きな特徴として、リーディングエッジが刺さりにくくなるということが挙げられます。
ハイバウンスなクラブほど、芝の上でヘッドが滑り、ザックリのミスが減少します。
バンカーショットにおいても、リーディングエッジが地面(砂)に刺さらないため、必要以上にヘッドが砂に潜らなくなりバンカーから脱出できる可能性が高くなります。
一方で、ハイバウンスが邪魔になるケースもあります。
例えば、芝が短く刈られたフォアウェイや、ベアグランドからのアプローチなどです。
地面とボールの間に隙間が無い場合、バウンスが邪魔になり、先に地面にワンクッションしてしまう場合があります。その結果、トップしたようなボールが発生する危険が発生してしまうのです。
そのため、自身がウェッジに重視したい点や、自身のミスの傾向などを明確にして、クラブ選びを行いましょう。
ソール幅|広いほど易しい
ソール幅とは、その名の通りクラブ底にあるソール幅を指し、幅広なほど、易しく打てるウェッジとなっています。
ソール幅が広いとソールが芝の上を滑りやすいという特徴があるため、アプローチで多少ボールの手前を打っても、ソールが滑ってしっかりとインパクトを迎えることができます。
バンカーで使用する際も、手前をザックリする恐れが減り、脱出しやすくなります。
一方、ソールが薄い、多面的に削られている多面ソールは操作性の良さが魅力。ボールの弾道やスピン量を調節しやすく、上級者が愛用する傾向にあります。
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レベル・目的別おすすめの選び方
ここまで、ウェッジの種類や機能について解説しましたが、実際にウェッジを選び方はどこに着目すればよいでしょうか。
ここでは、ウェッジの選び方を目的やレベル別に解説します。初心者、上級者問わず重要なポイントです。
基準はPW!4~6°刻みで選ぼう
ウェッジを選択する際に自分のピッチングウェッジのロフト角を基準に残りのウェッジを決めましょう。
もしもPWのロフトが45°なら…
「50-54-58」の4本セッティング |
もしくは
「52-56」の2本セッティング |
50°と52°などの数字が近いものを組むと、飛距離の差が出にくくバランスの悪いセッティングとなってしまいます。
一方で、PWのロフトが45°にも関わらず、AWとSWが54°と58°であったら、PWとAWの差がありすぎるので、その中間の距離を打つことが難しくなってしまいます。
そのため、ウェッジのロフト角は、PWを基準として4~6°刻みで選択しましょう。
他にも、ストロング系のアイアンでPWのロフトが42°であれば、48°と54°などが良いでしょう。
近年は、ウェッジの本数も、PWを除いて3本セッティングするという方も増えています。その場合は、4°刻みで3本入れている場合(52°,56°,60°等)やロブウェッジを1本入れている場合(52°,56°,64°)が多いです。
ウェッジの本数を何本セッティングするべきかについては、詳しく後述しています。
初心者はソール幅広&バウンス大
ゴルフ初心者がウェッジを選ぶ際に基準にするポイントは以下の通りです。
・ソール幅が広い
・バウンス角が大きい
・アイアンよりも総重量が若干重い
上述の通り、ソール幅が広いと多少手前に入っても芝の上を滑るため、ザックリのミスが減少します。また、過少手前から入っても問題ないという気持ちから、トップのミスも減少します。
そのため、距離感を合わせることだけに集中してスイングに臨むことができます。
一般的にSWのバウンス角は8°以下でローバウンス、14°以上でハイバウンスと言われています。大きいバウンスのクラブを選択することによって、ソールが跳ねやすくなるため、ラフやバンカーの難易度も優しくなります。
他にもウェッジのアイアンの重量の関係性も重要です。ウェッジの重量は、アイアンと同等か若干重いものを選ぶと良いでしょう。
ウェッジがアイアンより軽いと、ヘッドが走りすぎてトップのミスに繋がります。ウェッジは飛距離を出すクラブではないため、安定感が出る、重めのウェッジを選択しましょう。
上級者むけのウェッジとは?
一方で上級者の方は以下の点に着目してウェッジ選びを行うと良いでしょう。
・バウンス角度が平均~小さい
・ソール幅が平均~狭い
・アイアンと同様か重めの重量
上級者がローバウンスのクラブが良い理由は、自らのスキルでバウンスを作ることができるためです。
アプローチやバンカーの際に、ウェッジを開いて打つ技術を持っている上級者は、ローバウンスであっても球をしっかり上げるショットが可能となります。
ローバウンスのウェッジであれば、フェアウェイでバウンスが邪魔になるというデメリットもなくなります。なので、上級者の方はSWのバウンス角度が8°~10°程度のローバウンス気味なクラブがおすすめです。
また、ソール幅が狭いクラブを使用することによって、操作性を強く出せることもメリットです。弾道やスピン量などを繊細に調節できるため、上級者ほど使いこなせるようになります。
もちろん、上級者やプロゴルファーであってもハイバウンスのウェッジを使用するのもアリです。そこは、自身のスイングとの相性や、求める性能によって選択してみてください。
バンカーが苦手なら…56度がおすすめ!
「ロフト角は大きければ大きい方がバンカーから脱出しやすいのでは?」と考える人も多いです。
しかし、初心者やバンカーが苦手なゴルファーが上手く砂地から脱出できない理由として、飛距離が短すぎることが多々あります。
打っても飛距離が出ずまたバンカーへ…といった感じです。ロフトが寝ている分、ボールは上には飛びますが前には飛びにくくなります。
そのため、(クラブの繋がりにもよりますが)バンカーが苦手なら58°よりも56°を使ってみましょう。56°をSWとして使用しているプロも多く、球が上がらないといったことは無いので安心してください。
重量|アイアンよりも重い
重量にもっとも影響するのはシャフト。一般的に90g~120g台のものが基本と言えるでしょう。NSプロやダイナミックゴールドなどのメーカーが主流です。
基本的にフルショットしないアプローチ用ウェッジは、ご自分のアイアンに装着されているシャフトよりも重いものを選ぶことをおすすめします。
アイアンの流れで重さを統一することでバランスのよいクラブセッティングになり、無理のないスイングができるでしょう。
モデルによってはアイアンとウェッジで同じものを発売しているものがあります。そういったモデルで揃えられれば重要に関しては問題ないでしょう。
もし、別で揃えるのであれば、ロフト角やバウンスとあわせて重量にも偏ったバラツキがないかチェックしてください。
多くのゴルファーから選ばれているNSプロ950のアイアンシャフトを使っているゴルファーならダイナミックゴールドのウェッジ。カーボンシャフトのアイアンを使っているゴルファーならNSプロ950のシャフトなどがおすすめです。
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おすすめのウェッジブランド20選
VOKEY DESIGN|ボーケイ デザイン
出典:Amazon
ツアー内で最も多くのプロが使っているウェッジの1つであるボーケイウェッジの特徴は、豊富なグラインド(ソール形状)と、精巧な仕上がりにあります。
同じモデルであっても様々なグラインドが存在するため、ゴルファーが重視する点を的確に押さえてくれます。
ボーケイウェッジはSMシリーズとフォージドシリーズの2つのモデルが発売されていますが、計10種類のグラインドによって全く別のクラブになります。
例えば、一番標準仕様のFグラインドは中級者から上級者はもちろん、これからもっと上を目指したいアベレージゴルファーにもおすすめ。
Kグラインドはワイドソール仕様でバンカーや深いラフからの脱出を容易にする優しいグラインドのため、初心者向けのクラブと言えます。
他にも、ロブショットを頻繁に打つ方や操作性を重視する上級者はMグラインドがおすすめです。
このように、どのようなゴルファーであっても自身に合ったウェッジを探し出せるメーカーのため、幅広いゴルファーから人気です。
Taylormade|テーラーメイド
出典:Amazon
テーラーメイドにウェッジのイメージを持っていない人もいるかもしれませんが、実はハイクオリティなウェッジが揃っています。
特にミルドグラインドシリーズはロリー・マキロイプロやタイガーウッズプロからのリクエストによって作られたモデルです。
このシリーズの特徴はフェース面だけノンメッキ仕様である点です。フェース面をノンメッキにすることで溝がより鋭利となりスピン性能が向上。更に、独自のマシンソール加工により均一性のアップを実現しました。
ヘッドの座りの良さとショット時の抜けの良さにも拘られており、中級者から上級者におすすめのモデルとなっています。
Cleveland|クリーブランド
出典:Amazon
ダンロップから発売されているモデルであるクリープランドのウェッジは、松山英樹プロや星野陸也プロを含む国内外数多くのプロが使用しています。
ショートゲームに強いウェッジが揃っていることが特徴で、主なウェッジは2種類。
RTXシリーズは多くのプロが愛用するウェッジで、特にRTX4フォージドは日本のゴルフコースのコンディションに合わせて作られたクラブとなっています。
どのような状況下であっても高いスピン性能と抜群のコントロール性能を実現し、繊細なイメージをボールに伝えることが可能です。
もう1つのモデルはスマートソールシリーズです。幅広ソールを基本とした3種類が発売されており、SWの役割のタイプS、ASの役割のタイプG、そしてチッパーに近い役割を持つタイプCがあります。
いずれも優しさに着目された設計となっており、幅広ソールでバンカーや深いラフの脱出は容易に。
また、フィールバランシングテクノロジーによって、ヘッド重心を打点位置に近づけたことで飛距離コントロールの向上を実現し、安定したアプローチが可能となりました。初心者がより簡単にゴルフをプレーすることができるクラブと言えるでしょう。
PING|ピン
出典:Amazon
ピンのウェッジにおける主なモデルはグライド3.0シリーズです。
グライド3.0シリーズは4種類のソールが発売されており、それぞれ異なる特徴を持ちます。
アイ2ソールは名機と呼ばれるピンアイ2ウェッジのソールを再現しており、テクニックを使いやすい形状ながらも優しさを兼ね備えたモデル。これから上達したい初心者から、操作性を出したい上級者までが満足できるウェッジです。
また、ワイドソールはその名の通り、トゥ側とソール中心部が広い形状で、ミスに強く、バンカーやラフから簡単に脱出できる寛容性の高いモデルとなっています。
他にもソール幅が狭く、操作性が高い上級者向けのシンソールと、最も癖のないスタンダードソールがラインナップとなっています。
Callaway|キャロウェイ
出典:Amazon
アメリカに本社を置くキャロウェイゴルフは世界の名だたるトッププロが使用している人気ブランドです。
ドライバーからウェッジ、さらにはウェアやその他アイテムまで、アマチュアの使用率も高く世界中のゴルファーに愛されています。
ウェッジは全てのモデルに共通してスピン性能が高いことが特徴。その一方で、幅広いゴルファーに向けて多種多様なモデルが発売されています。
例えばJAWSシリーズは、シリーズ最大級のスピン量を実現し、グリーン周りのアプローチであっても強烈なスピンが入りやすく、積極的に攻めていける設計。ヘッド操作のしやすい形状となっており、様々なライであっても柔軟に対応できるようになっており、中級者から上級者におすすめのウェッジです。
他にもMACK DADDY CBシリーズは、大型ヘッドのワイドソール設計に加え、56°ウェッジのバウンス角が14°とハイバウンス設計となっています。深いラフやバンカーからでも容易に脱出可能となるでしょう。
キャロウェイらしいハイスピン設計は当ウェッジにも共通しており、初心者から中級者の方におすすめのクラブです。
Fourteen|フォーティーン
出典:Amazon
フォーティーンはヘッドの重心位置について最初に理論を確立したブランドと言われており、2002年には日本ツアーの使用率がナンバーワンになるなど、トッププロから高い評判を得ています。
一方でアマチュア向けの優しいウェッジも開発されており、ウェッジ選びを行うなら検討したいブランドです。
RMシリーズは世界のトッププロが使用するモデルとなっており、抜群の操作性が魅力です。新技術であるステップブレード設計により、ヘッドの操作性やスピンコントロール、打球フィーリングを向上。
更に、高ロフト番手は、スタンダードソールとハイソールの2種類から選択が可能なため、求める性能やスイングの傾向に合わせて選択が可能。自身が思い描くショットを放ちたい中級者から上級者におすすめです。
他にもC-036 FORGEDウェッジは初心者必見。非常に大きなキャニオンソールによってミスに強い設計を実現しています。ダフったと思ってもウェッジが自動でリカバリーしてくれる設計は、ゴルファーに大きな安心感を与えます。
また、ルールぎりぎりのスコアラインフェースは天候やライに関わらず安定したスピン性能を発揮。優しさとスピン性能を求める初心者に大変おすすめできるウェッジです。
飛距離の目安を知っていますか?どの番手で何ヤードくらい飛ぶのか把握しておきましょう!
Bridgestone|ブリヂストン
出典:Amazon
大里桃子プロなど、多くのプロが使用するブリヂストンウェッジの主なモデルはBRMウェッジです。
BRM(バイティングレールミルド)設計によりスピンは安定し、ボールへの食いつきも向上。また、ロフトが大きくなるほどトゥ上部が肉厚になるように調節されたグラビティコントロールデザインによって、安定した弾道や寛容性を実現しました。
ソールの種類も複数提供されており、安定性を求める初心者から、操作性を求める上級者まで幅広い方が満足できるウェッジとなっています。
PRGR|プロギア
出典:Amazon
プロギアからのウェッジは主にプロギア0ウェッジとRシリーズの2種類です。
プロギア0ウェッジは操作性と易しさを重視したクラブとなっています。ソールセンターをワイドに、両サイドをタイトにした設計は開きやすく、かつ抜けやすいライを選ばない設計。
48°から58°までの5本が製造されており、アイアンとの繋がりも重視しやすい点もポイントです。
また、RシリーズはそれぞれR35、R45、R55の3モデルがあります。いずれもグリーン周りに強みを置くウェッジであり、R35はチッパーのような設計でランニングアプローチを容易に。
R45は100ヤード以内からグリーン周りの寄せを万能にカバーしてくれます。
R55はアップライトな設計でジャストインパクトが可能かつ、ワイドソール設計でミスに強いショートゲーム用のウェッジとなっています。自身が苦手な部分を補ってくれる、幅広いゴルファーが満足できる1本と言えるでしょう。
KASCO|キャスコ
出典:Amazon
キャスコは香川県に本社を置く、2013年に設立されたゴルフブランド。主なウェッジはドルフィンシリーズで、とにかくアプローチとバンカーを優しくすることをコンセプトに制作されました。
主なモデルの1つである1DW-118/120Gにおける最大の特徴は、新設計のクアッドソールです。独特のソール形状によって、刺さらない、かつ潜らないショットが可能となります。
そのため、ダフリに非常に設計となっており、バンカーショットを含むグリーン周りで絶大な効果を発揮します。
また、「20ヤード以内をワンピンに寄せる」をコンセプトとしたグリーン周り専用のウェッジである、転がして寄せるDRW-119、上げて寄せるDFW-119も非常に高性能です。
独特なソール形状を持ち、ワイドヘッドなトゥ、スリムボディなセンター、ヒールフィンなヒールは方向性と寛容性を向上。20ヤード以内のショートゲームを得意に変えることができるウェッジとなっています。
Artisan|アーティザン
出典:ARTISANGOLF
アーティザンゴルフは2017年にアメリカで創業されたゴルフブランド。
ツアー選手からのフィードバックを反映した設計となっており、5種類のソールと8種類のロフトから個々のニーズに応じたクラブを提供。現在注目が集まるメーカーとなっています。
ルール上限のスコアライン加工を施すことによって、強いスピン性能を実現。更に、超精密フェースミルド加工によって平滑性が向上。方向性の安定を実現しました。
ソールの組み合わせによって、様々なゴルファーが高いレベルで満足できるウェッジとなっています。
HONMA|ホンマ
出典:Amazon
本間ゴルフは、アベレージゴルファーから上級者まで、幅広い方をターゲットとしているゴルフメーカーです。
主なシリーズはツアーワールドシリーズとベレスシリーズ。
ツアーワールドは谷原秀人プロのリクエストを細部に反映させた性能を持ちます。ロフト角が小さなウェッジは、ロフト通りの弾道が出て、ピンをデッドに狙える一方で、高ロフトのウェッジは、上目打点であってもフェースにボールが乗る設計。
これらによって場面ごとに求められるショットを打ち分ける操作性の高さを実現している、中級者から上級者におすすめのモデルです。
ベレスシリーズは大型ヘッドによる寛容性の高さが魅力です。高い慣性モーメントを誇るため、オフセンターでのインパクトであっても安定した打球を実現します。適度なグースによっていかなるライにも対応可能なモデルで、初心者から上級者、幅広い方におすすめのモデルです。
TOURSTAGE|ツアーステージ
出典:Amazon
ブリヂストンゴルフから展開されているツアーステージの主なウェッジはXウェッジです。
スピン性能とフィーリングに拘った軟鉄鍛造製法が特徴。ソールのトゥ部分は幅広設計となっており、バンカーからの脱出を容易に。ヒール部分を細くすることでアプローチでの抜けを良くしています。
更にフェースが開いてもリーディングエッジが邪魔にならない設計は、操作性の良さを実現。アベレージゴルファーから上級者まで、扱いやすいウェッジとなっています。
MIZUNO|ミズノ
出典:Amazon
多くのツアープロが使用しているミズノのウェッジは、現在TシリーズとEsシリーズの2種類が発売されています(アスリート向けアイアンシリーズ、ミズノプロを含むと3種類)。
T20ウェッジは、ダフリに強く、抜けの良さを感じることができる新ソールグラインド設計。更に、ハイドロフローマイクログルーブにより、悪天候下であっても高いスピン性能を実現。小鯛竜也プロが使用しているモデルで、中級者~上級者はもちろん、これからゴルフを上達したい初級者の方にもおすすめです。
一方Es21は、優しさと安定性を追求したウェッジとなっており、特徴的なポイントは重心の位置です。従来のウェッジよりも重心を高く、そしてセンターに持っていくことによって、打点のブレに強く、かつ高いスピン性能を実現しました。
幅広いゴルファーが満足できるクラブとなっています。更にはワイドソールモデルもラインナップ。より簡単に、安定したゴルフを行いたい人におすすめです。
LINX|リンクス
出典:Amazon
リンクスは1971年に創業した歴史あるゴルフメーカー。リンクスのウェッジにおける大きな特徴は、圧倒的な優しさです。
SSⅡウェッジはハイバウンスかつ幅広ソール設計により、ダフリに強く、バンカーやラフからのショットに安心感を。初心者におすすめである一方で、強いバックスピン性能と打感の柔らかさは上級者にも好まれます。
また、バンカー専用ウェッジであるEKB58も発売。バンカーの質に関わらずボールの下にしっかりと入り、強烈な砂の爆発を生む設計のクラブです。
フェースを開くといった難しさも必要なく、まっすぐ構えて真っすぐ打つだけでバンカーからの脱出が可能となります。バンカーを苦手とする初心者の方は、このクラブでバンカーからナイスショットをする楽しさを覚えてみてはいかがでしょうか。
TOHO|東邦ゴルフ
出典:Amazon
東邦ゴルフは兵庫県市川町のゴルフメーカー。現在当たり前に使われているカーボンヘッドの生みの親とされている先駆者的メーカーです。
メインのウェッジは匠シリーズ。鋭角な傾斜とシャープなエッジのヘッドにより、ボールへの摩擦を増大。天候やコンディションに関係なく強スピン性能を発揮します。
ヘッドの抜けも抜群で、ラフやバンカーなど、どのようなライからでも強い安定性を実現します。この品質のウェッジが1本7,700円から購入が可能という価格の安さも魅力です。
丸山茂樹プロが当ウェッジを使用してホールインワンを達成したという実績も備える、初心者から上級者まで、多くの方におすすめできるウェッジとなっています。
MAJESTY|マジェスティ
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マジェスティは1971年に創業した、高級感と確かな性能を兼ね備えるゴルフブランド。特にウェッジは易しさと安定感を再現していることが特徴。
人気モデルの1つであるKSウェッジの最大の特徴は、バウンス角が0°である点です。更に、リーディングエッジの先端に丸みをつけた、独特の設計により、ヘッドの跳ねを防ぎつつ、潜り込みも防止。常に一定のスピードでショットが可能になります。
更に、ルールぎりぎりのスコアラインにより、コンディションに関わらず高スピンを実現。グースネックデザインはハンドファーストを促進。これによりインパクトゾーンが長くなり、しっかりとインパクトを迎えることができます。
PXG|ピーエックスジー
出典:PXG
PXGは創業が2014年ながらも、急激に成長を成し遂げているゴルフメーカー。創設者のボブ・パーソンズ氏の、最高のクラブが完成するまで発表は行わないという理念のもと、一切妥協のないクラブ開発が行われています。
ウェッジの主なモデルは0311シリーズ。0311ミルドウェッジは適度なオフセットと混合型ソールデザインの組み合わせにより、どのようなライやコンディションであっても使用可能なクラブとなっています。
また、素材にも拘りがあり、使用されているトリプルフォージド8620によって、スコアラインの寿命が向上。更に経年劣化の際も深く、見応えがある見た目へと変化します。
EPON|エポン
出典:EPON GOLF
エポンゴルフはOEMメーカーである遠藤製作所が手掛けるオリジナルブランド。多くのメーカーのクラブ開発に携わる高度な技術を組み込んだクラブが揃っています。
主なウェッジはツアーウェッジシリーズ。タイプSとタイプLはグースネック気味の設計であり、ボールの捕まりが良く、ばらつきのないショットを実現します。
一方Mシリーズは、上記の2種類よりも、長さが短く重量があることが特徴。コンタクトがしやすい形状で、自身がイメージする軌道を描ける操作性が魅力です。
ヘッドデザインがとにかくシンプルで玄人感溢れるクラブ。中から上級者におすすめです。
MIURA|三浦技研
出典:三浦技研
三浦技研は1977年に兵庫県で生まれたゴルフメーカー。全米女子を制覇した笹生優花プロが使用したことで更に注目が集まっています。
軟鉄鍛造に強く拘られており、打感の良さと操作性の良さが抜群。近年では海外プロとの契約や純鉄ウェッジの開発など、更なる発展を遂げています。
ウェッジは主に中級者から上級者向けのラインナップ。純鉄ウェッジのMGシリーズや、打ちやすさを求めたKMシリーズなど存在感あるウェッジが揃っています。
Lezax|レザックス
出典:レザックス
1991年に創業されたレザックス。数多くのプライベードブランドを持っており、ゴルフ用品やスポーツ用品など、様々な商品が展開されています。
プライベートブランドの1つである、エージーシーから発売されている、エージーシーウェッジはバンカーショットの優しさに着目されたウェッジ。
大きなバウンスが特徴で、バンカー脱出を容易に。更にロフトも56°から70°までラインナップされている高ロフト設計。バンカーが苦手な方はもちろん、アプローチは上げて落としたいという初心者の方に大変おすすめです。
ショートゲームがなかなか寄らない…そんなときはプロのアドバイスを聞いてみるのもおすすめです↓↓↓
ウェッジは何本持っておくべき?
先日、行ったアンケートによるとアマチュアゴルファーの多くはPWを除いて2~3本が主流のようです。
サンドウェッジ(56°、58°)は確実に持っていると思うので、もう1~2本入れているといった形です。
しかし現在、プロや上級者はSW以外にも3本入れるというセッティングが増加しています。(ウェッジ合計で4本となります)
理由は、アイアンのロフトが立って全体的な飛距離が伸びたため、短い距離を合わせるクラブの必要性が増したためといえます。
しかし、ウェッジを多くすると選択肢が増えすぎるといったデメリットも生まれます。
スイング幅でも飛距離の微調整はできるので、2本程度のほうがわかりやすく再現性も高いと感じるゴルファーは多いようです。
初心者やアベレージゴルファーであればPWのを除いて2~3本あれば、ほぼ問題はないでしょう。
ウェッジを4本入れるべき人
ウェッジを4本入れるべき人は
・プロ含め競技ゴルファー
・細かい飛距離調整をクラブで行いたい人
・PWから58°までの間隔が大きい人
PWを除いてウェッジを3本入れるメリットは、100ヤード以内の選択肢が増えるという点です。
1本のウェッジで様々な飛距離や弾道を打ち分けることができるトッププロであれば別ですが、多くの場合は、同じスイングで、クラブの違いを利用して打ち分けをした方が簡単であり、ミスの減少にも繋がります。
また、現在はクラブのストロング化が進んでいるため、ロフトが小さいクラブを使っている方は、ウェッジを3本入れるべきです。
例えばPWのロフトが42°の場合、残りの2本は「48°+54°」「50°+56°」などの組み合わせが考えられますが、短い飛距離の打ち分けに不安が残ります。そのため、飛び系のアイアンを使っている方は4°刻みのウェッジ3本体制が良いでしょう。
ウェッジを3本セッティングするデメリットは、長いクラブを1本抜く必要がある点です。
しかし、それらのクラブ(3Wや4Iなど)をミスなく打つことのできる方は少なく、使用頻度もウェッジの方が多い傾向にあることからも、ウェッジを3本入れることは非常に有効と言えます。
ウェッジを3本入れるトッププロは多く、例を挙げると、松山英樹プロは52°56°60°の3本、石川遼プロは48°52°56°59°(PWは採用していない)の4本セッティングしています。
ウェッジ2~3本で十分な人
・クラブ選択を複雑にしたくない
・アベレージ、エンジョイゴルファー
・スイング幅の打ち分けで十分
ウェッジ2本のメリットは、同じクラブで経験値を積みやすい点です。
クラブ選択が多いとそれに付随して、打ち方や状況ごとの選択も増えていきます。クラブごとの経験値を積んでいったほうが寄せられる確率は高くなるので、アベレージゴルファーやエンジョイゴルファーには十分な本数といえます。
なぜ、単品で売っているの?アイアンセットのウェッジはだめ?
アイアンセットに含まれているウェッジは、アイアンの流れに統一されたロフト角や重量配分のため、アイアンの延長線上としてウェッジも使用することができます。
また、多くの場合バウンスが大きくソール幅も広い傾向にあるため、やさしいクラブが多いです。
●単品ウェッジのメリットは…
自分が欲しい細かい性能を求めることができるという点です。
クラブセットのSWはなどは砂地からやさしく打てるようにバウンスが広くなっています。しかし、芝の薄いフェアウェイなどでは逆にバウンスが邪魔になって打ちにくいデメリットが生まれます。
そんなとき、単品で打っているウェッジを自分の好み、用途に合わせて選択することで、いつでも最高のショットが打てるクラブセッティングが出来上がります。
そのため、初級者、中級者、上級者問わず、上達したいすべてのゴルファーは単品ウェッジを使うことによって、ショートゲームにより強く、1歩上のレベルへ達しやすくなるでしょう。
残りの距離を見誤ると正しいウェッジ選択をしてもうまく寄りません!感覚ではなく実数値で確認しましょう↓↓↓
ショートゲームに欠かせないウェッジの機能・特徴と、選ぶときのポイント、おすすめのウェッジブランドをまとめて紹介いたしました。
球を上げるのか、転がすのか、何ヤード飛ばすのか、自分のスイングやフィーリングに最適なウェッジを見つけることがゴルフ上達の重要なポイントとなります。
細かい数字で最初はよくわからないかもしれませんが、絶対に知っておくべき情報なのでぜひ何度も読み返してマスターしてみてください。